車中泊に適した車5選!選び方や快適さが上がる便利アイテムも紹介
自由な旅が楽しめ、宿泊費も節約できるのが車中泊です。
近年のキャンプブームや道の駅増加により、車で寝泊まりする方も増えています。
しかし、どの車を選べば快適な車中泊ができるのか悩む方も多いでしょう。
本記事では、車中泊に最適な車を5選ご紹介し、選び方のポイントや快適さをアップさせる便利アイテムも解説します。
快適な車中泊を実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
車中泊を快適にするための車選びのポイント
車中泊に適した車を紹介する前に、車選びのポイントを紹介します。
人数や用途に合わせて「ボディタイプ」をチェック
まず、「ボディタイプ」をチェックしましょう。
ボディタイプは、人数や用途によって大きく異なるため、必ず確認しましょう。
広いスペースや複数人で使用するなら「ワンボックス」がおすすめ
ワンボックスカーの特徴は、広いスペースが確保されているところと、乗車可能人数が多いところです。
荷物も大量に載せられることから、2〜3泊程度を宿泊することも可能です。
大人が横になっても余裕のあるスペースが確保できるので、ファミリーにおすすめのタイプと言えます。
【おすすめのワンボックスカー】
- ・ハイエース
・キャラバン
他の用途でも使用したいなら「ミニバン」がおすすめ
趣味で普段よく使用するなど、多用途で利用したい方は「ミニバン」がおすすめです。
ミニバンは、ワンボックスと比べて小型に見えるかもしれませんが、車内スペースや天井が高い車種が多く、車中泊でも活躍できます。
特に、ご夫婦やカップルなど、2人で利用するのにぴったりなタイプと言えるでしょう。
【おすすめのミニバン】
- ・フリード
・ノア
・セレナ
本格的なアウトドアをしたい方は「SUV」がおすすめ
アウトドアを本格的に楽しみたい方は、「SUV」がおすすめです。
SUV車は、悪路走行に適したエンジン性能や、大量に荷物を載せられる特徴を持っています。
また、広々とした車内空間も魅力で、車中泊にぴったりです。
SUV車は、さまざまなサイズがあるので、ソロから大人数まで対応できるところもメリットと言えます。
【おすすめのSUV車】
- ・ランドクルーザー
・CX-8
・アウトランダー
燃費の良い車が良い方は「ステーションワゴン」がおすすめ
連泊や長距離移動したい方は、燃費の良い「ステーションワゴン」がおすすめです。
ステーションワゴンは、広いラゲッジスペースを持ち、たくさんの荷物を収納することができます。
また、床面がフラットになる車も多く、寝転んでも背中を痛めずに済みます。
さらに燃費が良い車が多いので、遠出しつつ車内泊したい方におすすめです。
【おすすめのステーションワゴン】
- ・マツダ6ワゴン
・レヴォーク
1〜2人で使用するなら「軽バン」がおすすめ
「軽バン」と聞くと、商用車というイメージがあるかもしれませんが、1〜2人程度で車中泊するならぴったりの車です。
軽バンは天井が高く、加えて荷室も広く設計されています。
そのため、簡単に寝具やアウトドア用品を積み込むことができ、快適な車中泊が可能です。
しかし、燃費が悪い車が多く、長距離移動や連泊には向いていません。
【おすすめの軽バン】
- ・ハイゼット
・N-VAN
・スペーシア ベース
快適さを選ぶなら絶対!「フルフラットシート」
フルフラットシートとは、前席や後席を収納したときに、床面がフラットになるシートのことです。
フルフラットできると段差がなくなるため、寝転んだときに背中が痛くなりにくく、快適な睡眠に繋がります。
また、荷物も載せやすくなります。
車のタイプによって、フルフラットにならないものもあるため、確認してから選ぶようにしましょう。
就寝スペースの「広さと高さ」をチェック
車内の就寝スペースの大きさは、快適な睡眠をするにあたって大切です。
腰や足を伸ばせないなど、自分の体にあっていない広さだと、翌日に疲れを残してしまい楽しさも半減してしまうでしょう。
体の大きさによって選ぶ車は変わってくると思いますので、体の大きさと就寝スペースを確認することが大切です。
「コンセントやUSBポート」が使用できるかチェック
コンセントやUSBポートが使用できる車なら、車内で過ごす快適度が非常に変わってきます。
たとえば、電気毛布やサーキュレーターなどが気軽に使用できるので、季節に関係なく車内泊ができます。
ない場合は、後付けで取り付けられるものもありますので、事前に購入しておくと良いでしょう。
社外品が取り付けられるかチェック
車中泊ができる車の中には、専用に作られたアイテムもあります。
たとえば、以下のアイテムが挙げられます。
- ベッド
窓用シェード
シートマット
LEDランプ
専用のアイテムが気軽に取り付けられるなら、快適度もかなり上がるでしょう。
燃費性能が高いかチェック
車内泊をしつつ旅行も楽しみたい方は、燃費性能が高いかもチェックしましょう。
燃費性能が高い車は、ディーゼルやハイブリッドカーです。
これらの車は、長距離移動に適しており、同じサイズの車と比べても燃料代が非常に変わってきます。
ただし、車種によっては保険料などの維持費が高くなる可能性があります。
気になる方は、購入前に確認するようにしましょう。
コスパ良く車中泊をするなら中古車も選択肢に
車中泊におすすめの車は、新車だけではありません。
中古車でも十分な性能を持ち、使いやすい車はいくらでもあります。
また、値段も低く設定されている車もあるので、初期費用を抑えつつ、車中泊に必要なカスタマイズに費用を回すことも可能です。
新車か中古車かを選ぶ際は、自分の使用スタイルや予算を考慮しながら、選ぶのが良いでしょう。
車中泊を快適にできるおすすめの車5選
車中泊をするならそれに適した車を選ぶ方が良いでしょう。
そこで、車中泊に最適なおすすめの車を5つ紹介します。
ハイエース
ハイエースは、広い車内スペースと荷室が特徴で車中泊との相性も良い車です。
また、ハイエース用の社外品なども多く、キャンピングカー仕様にもカスタマイズ可能です。
複数人でも活躍できる車種なので、車中泊以外の家族旅行や友人とのアウトドア活動にも最適な車と言えるでしょう。
ノア
重圧感のある見た目と、快適性の高い室内空間が特徴のノア。
子育て世代のファミリーに人気の車です。
乗車人数は7〜8名ですが、2列目3列目のシートを倒せば、就寝スペースも確保できます。
さらに、広いラゲッジスペースにより、荷物をたくさん積み込むことができるので、長距離の旅行やキャンプにも最適です。
ランドクルーザープラド
悪路走破性が高い特徴を持っており、本格的なアウトドアで使用したい方におすすめなのがランドクルーザープラドです。
5人乗りと7人乗りを選択できるが、どちらもシートを倒せば少し段差はあるもののフラットにできます。
また、荷室サイズも大きいので、荷物をたくさん載せることが多い方や、お子様のいるファミリー世帯で使用するのにも最適と言えるでしょう。
フリード
ホンダから発売されているフリードは、広い室内空間と多彩なシートアレンジが特徴の車です。
シートを倒すとフルフラットにすることも可能で、積載できる荷物も大量に載せられます。
また、タイプによっては床下収納ができるものもあり、荷物を就寝スペースに置かなくて済みます。
さらに、燃費も高いことから長距離移動や連泊にも対応している優れた車です。
N-VAN
車サイズが小さいにもかかわらず、積載サイズが大きいのがN-VANです。
後部座席を収納できることはもちろん、助手席もフラットに収納でき、2,635mmという余裕のあるスペースを確保できます。
また、助手席側の扉と後部座席の扉の間にあるセンターピラーがないため、扉を開けると大きな開口部となり、荷物の出し入れも簡単に行えます。
これがあれば車中泊がより快適に!おすすめの便利アイテム
車内泊にぴったりな車がわかったところで、ここからは快適性が上がる車内泊におすすめの便利アイテムを紹介します。
「マットレス」があれば背中が痛くない
バンなどの床面が一体となっている車を除けば、シートを収納して就寝スペースを確保します。
このときの床面は、いくらフルフラットにできるからと言っても、わずかな段差が生じます。
このときに活躍するのが、マットレスです。
マットレスがあれば、わずかな段差も解消してくれるので、背中の痛みも感じずに眠れます。
また、設営や収納も空気の出し入れだけで行えるので、手間がかかりません。
プライバシー確保に「シェードやカーテン」
シェードやカーテンは、車内泊するうえで欠かせないアイテムです。
シェードやカーテンは、プライバシーを確保するのはもちろん、車内に入ってくる光を遮ってくれる効果もあります。
特に女性は、自分の身を守るためにも必須アイテムとなります。
車内の明かりは「LEDランタン」がおすすめ
車内の電灯を室内灯だけにしている方も多いと思いますが、室内灯だけでは明るさが足りません。
また、室内灯を付けすぎてしまうと、バッテリーが上がる原因になります。
そこでおすすめなのが、LEDランタンです。
LEDランタンは、長時間使えることと、ガスによる一酸化中毒になる危険性なく、安全に使用できます。
また、明るさも調節できるものもあるため、シーンに合わせた使い方もできるでしょう。
「寝袋やシュラフ」で冬の時期も快適にできる
寝袋やシュラフは、マットと同様に車内泊を快適にしてくれるアイテムです。
特に、冬の寒い時期などは、あると暖かさを感じやすいです。
寝袋やシュラフは、季節に応じた耐寒温度が設定されています。
アイテムによっては、耐寒温度が変わってきますので、状況に応じて購入しましょう。
車内の電源確保に「ポータブル電源」
車内で電化製品を使用したい方は、ポータブル電源がおすすめです。
車に搭載のバッテリーで電化製品を使用したい方もいるかもしれませんが、PHEV車やHV車でない限り、あまりおすすめしません。
その理由は使用できる電化製品が限られることと、バッテリー上がりが起こる可能性があるからです。
ポータブル電源があれば、使用できる電化製品が増えるので、車内泊の快適度も上がるでしょう。
「ミニテーブル」があれば車内で食事や作業ができる
車中泊に適した車であっても、食事や作業できるよう考えられた車はほとんどないでしょう。
そこでおすすめなのが、ミニテーブルです。
ミニテーブルは、開くだけで設営できるものが多く、手軽に使用できます。
また、キャンプなどで使用する大型テーブルと違って、収納場所も取りません。
車種によっては専用の後付けテーブルもあるので、周りに気を使わず食事をしたい方は、検討することをおすすめします。
「クーラーボックス」があれば暑い時期でも安心
クーラーボックスは、キャンプだけで活躍するアイテムではなく、車中泊で使用するのにもぴったりなアイテムです。
特に夏場の暑い時期は、夜でも暑く汗を大量にかくこともあるので、手軽に冷たい飲み物が飲めると安心できます。
また、旅先で冷やす必要のあるお土産を買ったときにも活躍できるでしょう。
真夏に必須の「サーキュレーター」
夏場の車内泊には、サーキュレーターもおすすめです。
就寝時にエンジンをかけてエアコンを使用する方もいますが、夜間にエンジンをかけると周りに迷惑がかかります。
そのようなときにサーキュレーターがあると、手軽にひんやり感を得られます。
車中泊するときのマナーや注意するべきポイント
車中泊の際は、いくつかのマナーや注意すべきポイントがあります。
必ず守って周りにとっても快適となる車内泊にしましょう。
車中泊するときのマナー
車内泊するときのマナーは以下の5つです。
- ・アイドリング駐車はやめる
・決められた場所で車中泊する
・駐車場でBBQやゴミの不始末はやめる
・洗面所やトイレで食器洗いや洗濯はしない
・施設などの外部にある電源は使用しない
この中で特に気をつけるべきマナーは、「アイドリング駐車はやめる」ことです。
暑い時期や寒い時期は、どうしてもエアコンを付けて眠りたいところですが、エンジンをつけると周りの方の睡眠を妨げてしまいます。
エアコンをかけるなら、離れた場所に移動するなど配慮しましょう。
車中泊するときの注意点
車中泊で注意するべき点は以下の5つです。
- ・暑さと寒さ対策は万全にする
・防犯対策は必ずしておく
・騒音など周囲へ配慮する
・エコノミークラス症候群には十分に注意する
・一酸化炭素中毒に注意する
この中で特に注意すべき点は、「防犯対策」です。
車中泊は、無防備な状態になりがちですので、防犯対策は必要不可欠です。
特に女性は、人目につく場所や明るい場所での駐車を心掛け、ドアの施錠や窓の閉鎖を確実に行いましょう。
まとめ
本記事では、車中泊に適した車5選と、その選び方を紹介しました。
車中泊を快適にできるおすすめの車は以下の通りです。
- ・ハイエース
・ノア
・ランドクルーザープラド
・フリード
・N-VAN
どの車もおすすめ車種ですが、それぞれに特徴が異なってきますので、人数や用途、就寝スペースなどを確認してから選ぶようにしましょう。
車中泊は、自然環境や周囲の方に配慮しつつ、お互いが気持ちよく行うことが大切です。
ルールとマナーを守って快適な旅やアウトドアを楽しんでください。