ハイエースのフォグランプの交換方法を詳しく紹介!かかる費用や注意点も紹介

トヨタのハイエースは、仕事やレジャーで幅広く使われる人気の車ですが、カスタムを楽しむ人もたくさんいます。
特にフォグランプを交換すると、見た目がカッコよくなるだけでなく、夜や悪天候時の視界が良くなり、安全性もアップします。
しかし、取り付け方法を間違えると、水漏れや曇りなどのトラブルが発生することもあるため注意が必要です。
本記事では、フォグランプの交換手順、かかる費用、注意点、不具合の対処法を詳しく解説します。
「ハイエースのフォグランプを交換したいけど、方法がわからない…」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ハイエースのフォグランプを交換するメリット
ハイエースを所有する方の中には、「そもそもフォグランプを交換する必要ある?」「ヘッドライトだけで良いのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、フォグランプを交換するといくつかのメリットが得られます。
具体的には次の2つが挙げられます。
かっこいい見た目にできる
フォグランプの交換といっても、ただ取り替えるだけではありません。
フォグランプは、ライトの色や形状などがいくつかあり、自分好みの車にドレスアップできる箇所の1つです。
レトロなものから高級感のあるものなど、豊富なものが展開されていますので、特に個性を上げたい方におすすめのカスタムです。
視認性が向上する
フォグランプは「霧灯(むとう)」と呼ばれる正式名称の通り、霧や雨などの悪天候の際に活躍してくれるパーツです。
車の低い位置から照らしてくれる光により、視界不良時でもドライバーの視認性を向上してくれる役割があります。
また、暗闇での歩行者や対向車などに対しても、こちらの存在や位置を知らせられますので、事故の防止にも役立ちます。
以上のことからフォグランプの交換は、見た目の向上や事故防止するために、なくてはならないアイテムと言えるでしょう。
ハイエースのフォグランプの交換方法
ハイエースのフォグランプの交換は、自身で簡単に着脱可能です。
いくつかのステップに分けて紹介していますので、費用を抑えたい方や挑戦してみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
フォグランプユニットの交換方法
フォグランプのユニットを交換する場合は、グリルやバンパーを取り外してから行う必要があります。
なお、ここで紹介する交換方法は、ハイエース4型までの方法です。
4型以降は、エーミングと呼ばれるミリ波レーダーの調整が必要となります。
エーミングは、専門的な知識や機器が必要となるため、4型以降の場合は業者に依頼することをおすすめします。
①フロントグリルを取り外す
フロントグリルは、以下の手順で取り外します。
1.はじめに、ボンネットを開けてボルトを外していきます。
2.ボルトの場所は、ヘッドランプ内側に1箇所ずつあり、プラスドライバーとマイナスドライバーを使用して取り外します。
3.ボルトを外したらグリルのツメを外します。
4.グリル下から指を入れ、軽く上に持ち上げると外れます。
5.ツメは左右1箇所ずつありますので、両方外します。
6.ツメを外して手前に引くと取り外し完了です。
②ドアステップとフロントバンパーを取り外す
次にフロントバンパーとドアステップを取り外していきます。
1.まず、バンパーのピンを外していきます。
2.ピンはバンパー上部と下部にありますので、マイナスドライバーで外していきます。
3.バンパー中央部にもネジがありますので、10ミリレンチで外していきます。
4.次にドアステップを外していきます。
5.ドアステップを上部から見たときに確認できるピン2箇所をマイナスドライバーで外す
6.ドアステップ下側の3箇所のピンも外す。
7.手前に引けばドアステップが外せます。
8.フロントバンパーの両サイドにツメがありますので、すべて外します。
9.手前に引けばバンパーの取り外し完了です。
③フォグランプユニットを取り外す
取り外したフロントバンパーにフォグランプユニットが取り付けられているため、固定しているボルトを外して取り外します。
また、バルブを同時に交換する場合は、新しいユニットにあらかじめ取り付けておくとスムーズです。
バルブの具体的な交換手順については、次の章で詳しく解説します。
④新しいフォグランプユニットを取り付ける
最後に、新しいフォグランプユニットを固定します。
まず、ボルトを使用してフロントバンパーにしっかりと取り付けます。
ユニットの装着が完了したら、取り外した部品を元の手順と逆の順番で戻していきます。
フロントバンパー、ドアステップ、フロントグリルの順に取り付けて仕上げましょう。
フォグランプバルブの交換方法
バルブのみの交換の場合は、ユニットを交換するときと違って、フロントグリルやフロントバンパーを取り外す必要はありません。
基本的には、車の下から手を入れて作業できます。
このとき、運転席側または助手席側にカバーがついている場合は、手を入れられませんので外してから作業してください。
①フォグランプバルブを取り外す
まず、フォグランプバルブを取り外します。
取り外す際は、フォグランプ下部に手を入れる、もしくは車の下に潜り込んで作業します。
バルブを確認できれば、反時計回りに回すと簡単に取り外し可能です。
②コネクターを外す
次にコネクターを外します。
フォグランプバルブとコネクターが繋がっていますので、爪で押して切り離してください。
なお、①と②は前後しても問題ありませんので、自分がやりやすい方から行っても問題ありません。
③新しいバルブを取り付ける
最後に新しいバルブを取り付けます。
取り付ける際もコネクターを接続し、バルブを装着するだけです。
装着する際は、バルブが外れたりユニット内に水が入ったりしないために、しっかり取り付けられているか確認しましょう。
また、もし配線が長く車外に出てくる場合は、結束バンドなどで余った線をまとめると良いでしょう。
ハイエースのフォグランプの交換はGR8STYLE
GR8STYLEは、ハイエースやキャラバンを専門に取り扱っております。
また、修理や交換も取り扱っていますので、カスタムやドレスアップのご相談はもちろん、修理やパーツ交換にも対応可能です。
フォグランプの交換をはじめ、ライトの明るさやデザインにこだわりたい方もぜひご相談ください。
ハイエースのフォグランプの交換にかかる費用
ここまで、フォグランプの交換方法を紹介してきましたが、業者に依頼して手軽に済ませたい方もいらっしゃると思います。
そこで、ここではフォグランプの交換にかかる工賃や、本体にかかる費用相場を紹介していきます。
フォグランプの交換を業者に依頼する場合の工賃
フォグランプの交換ができる業者と、依頼する場合の工賃は以下の通りです。
業者 | 交換工賃 |
ディーラー | 10,000〜20,000円程度 |
整備工場 | 4,000〜8,000円程度 |
カー用品店 | |
ガソリンスタンド |
フォグランプの交換にかかる費用は、ディーラーとその他の業者に分かれます。
ディーラーは、作業の質が高く、加えて用意する商品が純正のものとなるため、交換する工賃も比較的高めです。
その他の業者は、依頼する店舗によって作業の質が大きく異なり、用意してくれる商品の幅も広いため安く済ませられます。
また、フォグランプ本体を用意するかどうかによっても費用は異なってくるため、できる限り安く抑えたい方は、自分で用意するのがおすすめです。
フォグランプ本体の費用相場
フォグランプ本体の費用は、種類や明るさ、形状などによって大きく異なってきます。
フォグランプユニット | 3,000〜70,000円程度 |
フォグランプバルブ | 1,000〜20,000円程度 |
こちらは目安ですが、購入する際の参考にしてくれると幸いです。
ハイエースのフォグランプを交換する際の注意点
ハイエースのフォグランプを交換する際は、適合するサイズや明るさ、カラーをしっかり確認することが大切です。
ここでは、ハイエースのフォグランプ交換で気をつけるべきポイントを詳しく紹介します。
作業時の車の固定は十分に注意する
フォグランプを交換する際は、必要に応じて車体下に潜り込んで作業する場合があります。
そのため、作業する際は車が確実に固定されているかを確認してから作業しましょう。
特にジャッキアップやスロープを使用する場合は、車体が傾くことで動きやすくなっていますので、必ずパーキングブレーキやサイドブレーキがかかっているか確認しましょう。
型式が同じものを取り付ける
フォグランプは、ハイエースの型式によって形状が異なってきます。
大きく分けると、1〜3型前期、3型後期〜6型、7〜8型に分けられています。
型式が異なったものを使用すると、取り付けできなかったり、明るさが足りなかったりする場合があるため、購入前に必ず確認しましょう。
光軸調整は必ず行う
フォグランプを交換する際は、光軸調整を行う必要があります。
光軸調整しないと対向車が眩しく感じて運転しづらくなったり、視認性が落ちたりと、
事故に繋がる可能性が非常に高いです。
また、車検時にも光軸はチェックされる項目となるため、通らない可能性もあります。
調整方法は、壁に向かってライトを当て、ネジを回して照射を適切な位置に設定するだけです。
難しい場合は、業者に依頼すると手間をかけずに済むでしょう。
水が入らないよう対策する
フォグランプを交換する際は、雨や結露などによってユニットに水が入ってくる場合があります。
ユニット内に水が入ってくると、配線がサビて腐食し点灯しなくなる恐れがあります。
水対策には、ゴムパッキンの交換やバルブ周辺の防水対策が有効です。
それでも不安な方は、つなぎ目などにシリコーンシーラントなど、コーキングしておくと安心できます。
車検時のフォグランプの保安基準について
車検時のフォグランプの保安基準についても確認しておきましょう。
具体的には以下の項目を満たしていれば、車検に通ります。
・ライトの色は白色もしくは淡黄色
・取り付け個数は3個まで
・明るすぎない光量(規定はありません)
・地上から800mm以下、250mm以上の位置
・車の最外側からフォグランプ最外側まで400mm以内
・左右対称
ライトの色を青色にする方もいますが、違法となりますので、覚えておきましょう。
まとめ
本記事では、ハイエースのフォグランプの交換方法、交換にかかる費用、注意点について詳しく解説しました。
フォグランプの交換は、適切な手順を踏めば比較的簡単に行えますが、安全のために車をしっかり固定し、光軸調整や水の浸入対策を忘れずに行うことが重要です。
もし作業に不安がある場合や、確実な取り付けを希望する場合は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
プロに任せることで、安心・安全に交換でき、最適な仕上がりが期待できます。