ハイエースを盗難から守ろう!おすすめの対策と防犯グッズをご紹介

ハイエース 盗難

「ハイエースって盗難されやすいの?」や「盗難対策は何が有効なの?」こういった悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を読めばこれらの疑問が解決します。
盗難対策グッズなどを詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

ハイエースの盗難率とは?

結論、ハイエースは盗難率の高い車といえるでしょう。
ビジネスシーンからプライベートまでそつなくこなすハイエースですが、その有能ぶりも相まって毎年盗難率が高い水準を維持し続けているのが現状です。

実は狙われやすいハイエース

日本損害保険協会が車名別に公表している盗難被害を受けたランキング10において、ハイエースはなんと2007年から7年連続でランクインしている車なんです。
もちろん、2021年度の最新版においても堂々の6位にランクインしています。
ちなみにこの年におけるランキングに至ってはトップ10にランクインしたのはすべてトヨタ車とレクサス車が占めている結果となりました。
突然ですが盗難された車の行く末をご存知でしょうか。その多くは解体されたのちに海外へと速やかに輸出されています。
実は盗難車はそのままの状態で輸出することができないのです。

どのグレードが狙われやすい?

グレード別の盗難率をまとめた資料を見つけることはできませんでしたが、結論グレードの違いによって盗難率に差が生まれることはないようです。
なぜならハイエースそのものに価値があるからです。

なぜハイエースは盗難率が高いのか?

盗難車に関するデータでも証明された通り、盗難率の高いハイエース。
しかし、なぜこれほど窃盗団のターゲットになりやすいのでしょうか。

海外で需要が高く、重宝されているため

まず、ハイエースに限らず国産車は海外で需要が高いことが挙げられます。
なぜなら壊れにくいからです。現在ハイエースの新車が販売されている地域は日本のみならず、東南アジアを中心に販売網を広げています。
国内外問わず壊れにくく、荷物がのる利便性の高さにおいて軒並み高評価を得ているため重宝されています。

耐久性に長けている

2つ目に足回りやエンジンなどが強いことが挙げられます。
なぜならハイエースは乗用車および商用車登録されることが多いためです。
商用車は重い荷物を載せることを想定されているので、乗用車よりは足回りやエンジンにおいて耐久性が長けている傾向にあります。
乗用車であればせいぜい20万㎞ぐらいが寿命とされているのに対し、商用車はなんと10倍の100万㎞は持つとされています。
もちろん日々のメンテナンスがあってこそですが、100万㎞走行できるほどの耐久性の良さには驚きですね。

商用車ゆえに積まれた荷物が標的なことも

前述した通り、窃盗率が高いハイエースですが、時には車に目もくれない窃盗犯がいることも事実です。
そんな窃盗犯が関心を寄せるのは積載された荷物です。使い方がさまざまなように荷物もさまざまです。
高価な工具であったり、趣味のもの、配達中の荷物など、窃盗犯はそれらを標的にしています。
いちいち荷を下ろすこともしないので、そういった車が狙われることが意外にも多いそうです。

手口は?

一体手口はどんなものがあるのでしょうか。
メジャーなものを3つ抜粋してご紹介します。

窓ガラスを割って侵入

主に窓ガラスを割って車内に侵入する今も昔もスタンダードかつシンプルな手段ともいえます。
これから後述する手口は少しの知識とアイテムが必要になりますが、この手口はハンマーさえあればできてしまいます。

イモビカッター

イモビカッターとは、スマートキーの車に標準装備されるイモビライザーを無力化することです。
無力化されると簡単にエンジンを始動させることができます。

リレーアタック

リレーアタックとは、スマートキーからの微弱な電波をキャッチして、中継器を介することで解錠するといった手口です。
リレーアタックの特徴は外観に手を加えずに、ドアの解錠からエンジン始動までできること。
第三者から見ればまるでその車のオーナーにしか見えないのです。

有効な盗難対策とは?

日本損害保険協会から公表される盗難被害ランキング10において、毎年トップ10に名を連ねるハイエースですが、ここまで盗難率が高いと分かっているなら盗難対策はしておきたいところです。
アイテムいらずな対策から、盗難対策に有効とされるアイテムまでご紹介します。

停める場所は明るく、人目がつく場所に

車の窃盗に限らず、犯罪をする上で好条件なのは暗く人目につかない場所であることです。
できるだけ人目につくところに駐車し、夜間は人感センサーでライトが点灯するライトを設置するのがおすすめです。

サンシェードをする

簡単に実践できることでおすすめなのはサンシェードをすることです。
車内の様子が見えないことは人が中にいるかもしれない、何か防犯対策がなされているのではないかと思うきっかけとなり窃盗する側はとても嫌がります。

ドライブレコーダー

煽り運転を受けたときの証拠として非常に有効で今やマストアイテムであるドライブレコーダー。
走行中のトラブルはもちろんのこと、中には駐車中のエンジンを切った状態でも録画し続けたり、衝撃を感知して数秒遡って録画してくれるものもあります。
窃盗する側にとってカメラは非常に厄介な存在となるでしょう。

ハンドルロック

ハンドルロックとは、近年の車には標準で装備されている盗難防止を目的とした機能です。
エンジンを切った状態でハンドルを左右どちらかに切るとハンドルがロックします。
そうすると万が一、鍵がない状態においても自走することができなくなります。

タイヤロック

タイヤロックとは、タイヤのホイール部にクワガタのように挟んで物理的にロックさせます。
施錠や解錠は簡単で早い反面、破壊するとなると時間がかかることが特徴です。
そのため、タイヤロックをしていると犯人は敬遠する傾向にあります。

GPS

GPSは、万が一盗まれたとき居場所を掴むために有効な手段です。
GPS本体も非常に小さく忍ばせることができ、外されるリスクも抑えることができます。
居場所がわかると犯人の足取りが掴めるので素早い対応が可能となります。

実際に盗難被害にあった場合

盗難被害においては、未遂であってもまず最寄りの警察に通報しましょう。
盗難被害届を提出するよう求められます。その際、車両に関する情報を明記する必要があるので、車検証のコピーを自宅などに保管しておくといいです。
さらに車内でクレジットカードや非接触型のキャッシュレス決済ツールを保管していた場合、クレジット会社にも連絡を忘れずに行いましょう。盗難・紛失に関する利用停止連絡は24時間365日受け付けています。
まずは、焦らず行動することが重要です。

まとめ

今回はハイエースの盗難対策についてご紹介しました。
近年における窃盗の手口は巧妙化かつ悪質化が進んでおり、有効とされる対策をしてもいたちごっこというのが現状です。
だからといって何も対策をしない無防備な状態では窃盗犯の思うつぼです。
ポイントは一つの防犯対策のみではなく、いくつかの防犯対策を組み合わせることです。
できるだけ対策数を増やすことで、物理的に解錠させることに時間がかかります。
あるデータによると解錠に5分かかるものは諦めるといったこともあります。
ただでさえ、窃盗犯に人気のハイエースなので、盗難対策には万全を期していきましょう。

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