日産が販売をしている人気車種のキャラバン。
いくら人気と言っても車の価格、性能や機能、維持費など気になる部分は多くあると思います。
そこで今回は、キャラバンのキャンピングカーはどんなものか性能や機能、維持費などについて詳しく解説していきます。

キャラバンはキャンピングカーに適しているの？

結論から申し上げると、キャラバンはキャンピングカーに適しています。
なぜなら、4ナンバーの小型貨物車の中で最長のスペースを誇り、ワンタッチで上げ下ろし可能となっている左右分割式のベッドを搭載しているからです。（キャラバン　マルチベッド）
更に脱着式テーブルが付いた車両を選べば車内での時間がより有意義になります。
キャラバン　マルチベッドは、ディーラーでキャンピングカー仕様を購入できるところが特徴となっています。

キャラバン　マルチベッドの内装は？

キャラバン　マルチベッドは、内装の統一感やグレードによってのシート生地などインテリアにもこだわっています。
ここでは、キャラバン　マルチベッドの内装についてご紹介していきます。

荷室スペースにベッドが備え付け

画像：公式サイトはこちら
キャラバン　マルチベッドの後部にはとても広い荷室スペースが用意されておりベッドが備え付けられています。
左右に跳ね上げることで収納が可能となっており、左右でそれぞれ独立した状態でも使用することができます。
もちろん荷室の全体に展開することも可能です。
また、ベッド下にも広いスペースを確保することができます。

ベッド素材

キャラバン　マルチベッドのベッド素材は、インテリアに統一感を持たせるためにグレードに合わせてシートの生地と同じものが使われています。
グランド　プレミアムGXでは合皮が使われていたりと細部にまでこだわりを感じられます。

マルチベッドのオプションは豊富

キャラバン　マルチベッドは、オプションも豊富となっているところも魅力となっています。
カーテンやプライバシーシェード、バックドアテント、ツインアタッチメントなどさまざまなパーツが用意されています。
アウトドアシーンや個々のライフスタイルに合わせたカスタムをお楽しみ頂くことができます。

キャラバン　マルチベッドの新車価格は？

キャラバンのマルチベッドを、購入しようか検討している方の多くは価格が気になると思います。
ここでは、キャラバン　マルチベッドの価格について徹底的に解説していきます。

2つのグレード

キャラバン　マルチベッドには、プレミアムGXとグランド・プレミアムGXの2種類のグレードがあります。
グレードが上なのはグランド　プレミアムGXです。
グレードによって価格に差が出るので、オプションを検討するなどして各々にあったグレードのものを選ぶと良いです。

またキャラバン　マルチベッドでは、ガソリン車にするのかディーゼル車にするのかによっても価格が変わります。
ディーゼル車にすることで4WDも選べるようになります。
ガソリン車では4WDにできないので注意しましょう。

プレミアムGX

キャラバン　マルチベッドのグレードの1つであるプレミアムGXの基本的な価格は以下の通りです。（税込価格）
・プレミアムGX　2WD　ガソリン:3,517,800円
・プレミアムGX　2WD　ディーゼル:4,185,500円
・プレミアムGX　4WD　ディーゼル:4,488,000円

グランド　プレミアムGX

キャラバン　マルチベッドのもう1つのグレードであるグランド　プレミアムGXの基本的な価格は以下のとおりです。（税込価格）
・グランド　プレミアムGX　2WD　ガソリン:3,713,600円
・グランド　プレミアムGX　2WD　ディーゼル:4,381,300円
・グランド　プレミアムGX　4WD　ディーゼル:4,683,800円

キャラバン　マルチベッドの維持費は？

キャラバン　マルチベッドの基本的な価格はわかったけれど、購入した後車を維持するためにはどのくらいかかるのかも気になると思います。
ここでは車を購入した後の維持費について解説していきます。

法定費用

はじめに車を購入した後、車を持っているだけでかかる費用についてです。
法定費用は車を持っているだけでかかる費用なので、車を購入した後に実際に乗っていなかったとしても支払わなければいけません。
主に支払わなければいけない法定費用は、自動車税・重量税・自賠責保険・任意保険・車検費用の5つです。

任意保険は個人で加入する保険なので金額に差が出ます。
基本的には普通車と変わらないくらいの金額ですが、補償の条件などにより変わってくるので一概にこの金額というものはありません。
また4ナンバーで登録してある場合、年齢条件を付けられないこともあるので注意しましょう。

ガソリン代

キャラバン　マルチベッドのガソリン代は走行する距離に応じて変わります。
走行する距離が長ければ長いほど、ガソリン代も高くなります。

キャラバン　マルチベッドではガソリン車とディーゼル車を選ぶことができます。
ガソリン代が安いディーゼル車を選ぶのもひとつの手です。

また市街地で走行する時よりも、高速道路などを運転するときの方が燃費が良くなることもあります。
市街地では7～9km/L、高速道路などでは8～9km/L以上で走行することもできます。

車中泊費用

車中泊をする上で最大のメリットとなるのは、宿泊代がかからないということです。
宿泊代以外でかかる費用は、人によって変わりますが必要となりそうな費用の例を紹介します。

まず食事代です。
お店で食べるのか、ポータブル電源を積み込み車内で作るのかなどさまざまです。
簡単なものであれば千円以内で収めることも可能です。

次にシャワー代です。
温泉にも価格はさまざまあるので事前に調べておくと良いです。
他に必要になりそうなものは、ガソリン代・お土産代などです。

後に揃えるものの費用

キャラバン　マルチベッドは簡易的な車中泊が可能な仕様になっています。
そのためキャンピングカーと比較したとき、もともと付いている装備が少ないです。

しかし付いている装備が少ないということは、自分で好きなように装備を付けられるということです。
これはキャラバン　マルチベッドの魅力の1つであると言えます。
自分には必要ないものは付けずに、必要かつ好きなものでカスタマイズしていくことも楽しめます。
また自分でカスタマイズすることで、総合的に見ると費用を抑えられるというのも良い点です。

マルチベッド仕様の3車を比較！

ここまではキャラバン　マルチベッドについて紹介してきました。
他にもマルチベッド仕様のあるセレナ、NV200とキャラバンの3車にどのような違いがあるのか比較していきます。

ボディサイズ

3車のボディサイズは以下のとおりです。
・キャラバン:全長4695mm、全幅1695mm、全高1980mm
・セレナ:全長4765mm、全幅1715mm、全高1895mm
・NV200:全長4400mm、全幅1695mm、全高1855mm

基本的には3車ともサイズだけで見ると5ナンバーになりますが、セレナは3ナンバー仕様に変更できたりキャラバンは4ナンバー、バネットは4ナンバーと5ナンバーを選択することができます。
またキャラバンは着座する位置が高めに設定してあるので、一度試乗してみると良いでしょう。

室内の広さ

3車の室内の広さは以下のとおりです。
・キャラバン:全長3050mm、全幅1545mm、全高1320mm
・セレナ:全長3240mm、全幅1545mm、全高1260mm
・NV200:全長1905mm、全幅1495mm、全高1305mm

セレナは室内の長さに運転席が含まれるため、全長が一番長くなっています。
キャラバンとバネットは商用車であるため、運転席が含まれません。

ベッドの大きさ

3車のベッドの大きさは以下のとおりです。
・キャラバン:長さ1760mm、幅1510mm、高さ350mm
・セレナ:長さ2120mm、幅1320mm、高さ430mm
・NV200:長さ1720mm、幅1470mm、高さ390mm

キャラバンのみ荷室の部分だけベッド仕様で、セカンドシートをそのまま利用することができます。
セレナとバネットは、ベッドメイクをしてベッドスペースを確保しなければいけません。

まとめ

今回はキャラバンのキャンピングカー「マルチベッド」について徹底解説しました。
一般的なキャンピングカーとは異なる部分も多く、キャラバン　マルチベッドでしか味わえない魅力も紹介してきました。
快適な車中泊で、いつもの日常とは違う楽しみを見つけてみましょう。