キャラバンの内装の特徴とは?カスタムパーツやDIYについても紹介

キャラバンの内装の特徴とは?カスタムパーツやDIYについても紹介

キャラバンの内装は、広々とした空間と機能的なデザインが魅力です。
しかし、「もっと快適にしたい」「自分好みにカスタムしたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、キャラバンの内装の特徴を詳しく解説し、カスタムパーツやDIYについてもご紹介します。
キャラバンの内装をより充実させたい方は、ぜひ最後までお読みください。

キャラバンの内装の特徴

キャラバンの内装の特徴は、なんといっても収納性や快適性が高いところです。
乗車人数は、3〜14人と幅広い人数に対応しています。

また、運転時にも背骨の負担を軽減できる「スパイナルサポート機能」付きシートが装備されているので、長時間運転でも疲れが軽減できます。

さらに、優れた積載性があるところも特徴のひとつです。

荷室や開口部が広々としているので、大きい荷物でも楽に積載できます。

次に、キャラバンの内装を「ワゴン」「バン」「マイクロバス」それぞれの特徴を紹介します。

キャラバン「ワゴン」

キャラバン「ワゴン」の基本情報と内装は以下のようになっています。

グレード 「DX」「EX」「GX」
乗車人数 10名(どのグレードも同人数)
駆動方式 2WD
外装寸法(全長×幅×高さmm) ロングボディ:4,695×1,695×1990mm

スーパーロングボディ:5,080×1,695×2,285mm

荷室サイズ 3,050×1,520×1325mm

参考:キャラバン「主要諸元表

キャラバン「ワゴン」の乗車人数は、10名です。
グレードは、「DX」「EX」「GX」の3種類あり、どのグレードも同人数乗車可能です。

より多くの人が乗れるようになっているので、「バン」タイプのようにすべてのシートを折りたたむことはできませんが、車によってはシートを傾けてフルフラットにできるものもあります。

グレードそれぞれの内装の特徴としては、シートやルームミラー、ヘッドレストに違いがあります。

「DX」と「EX」の内装は、そこまで大きく変わりませんが、「GX」はより高級感あるシートや分割調整式のヘッドレスト、視認性に優れた液晶モニターなどが装備されています。

キャラバン「バン」

キャラバン「バン」の基本情報と内装は以下のようになっています。

グレード 「DX」「EX」「GX」「プレミアムGX」「GRAND プレミアムGX」
乗車人数 3〜9名
駆動方式 2WD、4WD
外装寸法(全長×幅×高さmm) ロングボディ:4,695×1,695×1990mm

スーパーロングボディ:5,080×1,695×2,285mm

スーパーロングボディ(ワイド幅):5,230×1,880×2,285mm

荷室サイズ 3,000×1,520×1320mm

参考:キャラバン「主要諸元表」

キャラバン「バン」の乗車人数は3〜9名です。
グレードは、「DX」「EX」「GX」「プレミアムGX」「GRAND プレミアムGX」の4種類あります。

「DX」「EX」「GX」に関しては、乗車人数が3〜5名のものが多く、商用として利用される方が多い傾向です。

また、多くの荷物が載せられるようにシートを折りたたんで荷室を広くすることも可能です。

それ以外の「プレミアムGX」と「GRAND プレミアムGX」の内装は、豪華なパーツが装備されており、より高級感や快適性が高い仕様となっています。

キャラバン「マイクロバス」

キャラバン「マイクロバス」の基本情報と内装は以下のようになっています。

グレード 「GX」
乗車人数 14名
駆動方式 2WD、4WD
外装寸法(全長×幅×高さmm) スーパーロングボディ(ワイド幅):5,230×1,880×2,285mm
荷室サイズ 不明

参考:キャラバン「主要諸元表」

キャラバン「マイクロバス」は、乗車人数14名です。
グレードは「DX」の1種類のみです。

キャラバン「マイクロバス」の内装の特徴は、乗車人数を増やすために5列シートになっているところです。
そのため、ほかのキャラバンと異なり、4列目までカップホルダーやポケットが装備されています。

反面、シートを折りたたむことはできず、加えて5列シートになっているため、荷室サイズは大きくありません。

【グレード別】キャラバンの内装

ここからは、キャラバンの内装をグレード別に詳しく紹介します。

「DX」

「DX」グレードの内装は、3つのグレードの中でもシンプルなところが特徴です。

エアコンは、マニュアルエアコンがフロントとリアに装備されており、必要最低限の快適さが確保されています。

シートにはグレー色のシンプルなデザインが施されており、「メッシュフラットトリコット」と「トリコット」の素材が組み合わせられています。

さらに、エアコン吹き出し口にはシルバーの装飾パーツが付いており、商用バンらしさを感じさせないデザインとなっています。

「EX」

「EX」グレードの内装は、「DX」と大きくは変わりませんが、「インテリジェント アラウンドビューモニター」などの走行を支援する機能が追加されています。

また、ルームミラーには防眩式に加えて、周囲の映像を確認できる安全技術が装備されています。

「DX」と比べると快適性は変わりませんが、周囲をより見やすくすることで、より安全に走行できる仕様となったと言えるでしょう。

「GX」

「GX」グレードの内装は、ほかのグレードを比べても快適性と高級感がより高くなっているところが特徴です。

シートは、「ジャカード織物」と「トリコット」の組み合わせより高級感がアップしています。
ヘッドレストは分割調整式になることで、運転時の負担を大幅に減らせます。

また、エアコンはマニュアルからオートに変わり、液晶モニターや押しやすいスイッチになることで操作も簡単仕様です。

さらに、「インテリジェントキー&プッシュエンジンスターター」や「ワンタッチオートスライドドア」が搭載されることで、快適で便利な機能が充実しています。

キャラバンのグレードごとの内装についてはこちらでも詳しく解説しています

キャラバンの内装は収納性が高い

キャラバンの特徴は、荷室サイズが大きく収納性が高いところですが、どのような装備があるのでしょうか。
ここでは、キャラバンに装備されているものを具体的に紹介します。

インストカップホルダー(2個)

キャラバンのカップホルダーは、運転席前面に装備されています。
引き出せるタイプなので、使用しないときは押し込んで収納可能です。

なお、キャラバン「ワゴン」の「GX」グレードでは、2席目と3席目のシートにもバックカップホルダーとポケットが装備されており、より収納性が高いタイプとなっています。

インストアッパートレイ

インストアッパートレイとは、運転席前面上部にある浅くくぼんだ部分のことです。

およそA4ほどの大きさがあり、書類やバインダーなどを収納するのに便利です。
ドライバーの手の届きやすい位置にあり、運転中に必要な書類をすぐに取り出せるので、ビジネスシーンでも使い勝手が良いです。

グローブボックス(リッド付き)

グローブボックスは、車検証や取扱説明書などを入れるボックスのことで、助手席前面に付けられています。

鍵付きタイプもあり、ロックすることで貴重品や小物類を安全に収納することができます。

インストロアトレイ

インストロアトレイとは、運転席と助手席の間のインストカップホルダーより下部にある、小物やペットボトルを入れるのに便利な収納部分です。

キャラバンのインストロアトレイは、仕切りがあるタイプで、500mlのペットボトルであれば2本収納可能です。
また、スマートフォンや財布などの小物を整理して収納するのにも便利な設計となっています。

マルチセンターコンソール

マルチセンターコンソールとは、運転席と助手席の間のスペースに装備されている内装の一部です。
一般の車であれば、シフトレバーやパーキングレバー、カップホルダーなどが装備されています。

キャラバンのマルチセンターコンソールは、一般的な車と比べても大容量かつ多機能なところが特徴です。
運転席と助手席のアームレスト機能や豊富なアイテムを入れられる格納式後席テーブル、カップホルダー2個、カードホルダーなどが備えられています。

荷室・シートアレンジ

キャラバンは、タイプによって荷室やシートアレンジができるところも特徴のひとつです。

特に「バン」タイプは、折りたたむことで荷室をより広くでき、最大3,000mmまで拡大できます。
「ワゴン」タイプは折りたたみはできませんが、シートを倒すことでフラットにできるタイプもあります。

キャラバンはカスタムパーツも豊富

キャラバンはカスタムパーツも豊富にあり、アイデア次第で無限の実用性を発揮できます。

そこでキャラバンをよりグレードアップできるカスタムパーツを紹介します。

注意点としては、グレードによって取り付けできないパーツもあることです。
そのため、取り付けできるかを事前に確認して選びましょう。

モールシステムシェード

モールシステムシェードとは、荷室にある窓ガラスに装着できる、プライバシー保護とさまざまなアイテムの収納に役立つシェードのことです。

S字フックやカラビナなどでアイテムをかけられるので、収納はもちろんおしゃれにも見せられます。
また、釣りのロッドや工具なども収納可能で、プライベートから商用に活躍できるカスタムパーツです。

機能性の高いドリンクホルダー

キャラバンにはドリンクホルダーが標準装備されていますが、カスタムパーツには優れた機能性を持ったドリンクホルダーもあります。

たとえば、充電に便利な「シガーソケット」や「USBポート」付きのものがあり、より快適性や収納性が高まります、

マルチキャリアハンガー

マルチキャリアハンガーとは、荷室上部の左右に取り付けるハンガーのことです。

衣類をかけたり、カーテンを取り付けたり、荷物を載せるときに余ってしまう上部を有効活用できます。

ウィンドウパネル

ウィンドウパネルとは、外からの光の遮断や防犯などに役立つパーツです。

特に車中泊される方が取り付けることが多く、防犯対策として活躍します。
また、光を遮断できるので、日光で劣化してしまう荷物などを守ることができます。

カーテンよりスッキリ見せたい方にもおすすめです。

カーゴシェルフ

カーゴシェルフとは、荷室左右に取り付けられるシェルフです。

高さのある荷室を活かして荷物置きにできるので、趣味のアイテムや工具などの整理整頓に便利です。

キャラバンの内装はDIYでおしゃれにできる

キャラバンの内装の特徴は、広々とした荷室スペースということは説明した通りです。
最近では、その特徴を活かしてDIYする方も増えてきており、キャンプや車中泊はもちろん、日本一周のためにDIYする方もいるようです。

しかし、キャラバンの内装のDIYといっても、こだわればこだわるほど難易度も上がってきます。
そこで、ここではキャラバンの内装を簡単にDIYする方法をご紹介しましょう。

内装のDIY方法

今回は、キャラバン「バン」タイプの荷室に2段収納を取り付ける方法をご紹介します。

キャラバンの内装をDIYする方法は以下の通りです。

  • ①工具を準備する
    ②座席など必要のないものがあれば取り外す
    ③荷室の幅に合わせた合板や、足となる柱を用意する
    ※合板は1枚だけにすると車に入らない可能性があるため2枚を推奨します。
    ④合板に足を取り付ける
    ⑤荷室に設置する
    ※荷室壁に板が当たるため、クッション材を設置すると傷防止になります。

簡単ではありますが、これだけでも十分荷室を活かして収納の幅を広げられます。

内装のDIYは専門業者に相談するのがおすすめ

先ほどキャラバンのDIY方法を紹介しましたが、とはいえ「難しい……」「もっとこだわってDIYしたい」という方もいるのではないでしょうか。

そういった方には、キャラバンの内装をDIYできる専門業者に相談するのがおすすめです。
ネットで調べた知識のみでDIYしてしまうと、せっかく綺麗にできても車検に通らなかったり、改造車として捉えられたりする可能性があります。

また、大きな事故になる可能性もあるため、不安な方は悩まず専門業者に相談しましょう。

まとめ

本記事では、キャラバンの内装について詳しく解説しました。

キャラバンの内装の特徴は収納性や快適性が高く、広々とした空間があるところです。
また、タイプやグレードによって乗用に強いタイプか商用に強いタイプかなど、それぞれの特徴があります。

さらに、装備されているアイテムや、カスタムできるパーツが多いところもキャラバンの大きな特徴です。
DIYも合わせて活用すれば、アイデア次第で無限の実用性を発揮できます。

キャラバンの購入を考えている方や、内装をカスタムしたい方は、ぜひこの機会にキャラバンの多彩な魅力を体感してみてください。

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