NV350キャラバンのオイル交換について!交換手順についても徹底解説

キャラバン オイル交換

「NV350キャラバンのオイル交換頻度が知りたい」
「NV350キャラバンのオイル交換はどこでできる?」
「NV350キャラバンのオイル交換を自分でしたい」

このように考えている方は多いのではないでしょうか?

この記事では、NV350キャラバンのオイル交換について徹底解説します。
ぜひ最後までお読みください。

NV350キャラバンのオイル交換頻度はどのくらい?

エンジンオイルの交換はどの車にとっても必要なメンテナンスで、車種ごとにメーカーにより交換時期が指定されています。

ではNV350キャラバンのオイル交換はどのくらいの頻度で行う必要があるのでしょうか?
メーカーの推奨時期を参考にご説明していきます。

NV350キャラバンのオイル交換頻度

日産が指定する、NV350キャラバンのオイル交換頻度を見ていきましょう。
ガソリン車とディーゼル車では交換頻度が異なります。

ガソリン

ガソリン車の場合は、1年または15,000kmごとの交換が推奨されています。
シビアコンディションでは、半年または7,500kmと交換時期が通常の倍の間隔で設定されています。

ディーゼル

ディーゼル車の場合は、1年または20,000kmごとの交換が推奨されています。
シビアコンディションでは、半年または10,000kmの設定です。

オイル交換を怠るとどうなるの?オイル交換の重要性について

オイル交換は車のコンディションを良好に保つうえで重要なメンテナンスです。
では、オイル交換を怠ると車にどんな影響が出るのでしょうか?

ここでは、オイル交換を行わなかったときに起こる主な不具合をご紹介していきます。

エンジンの寿命が縮まる

エンジンオイルは劣化すると粘度が低下するため、本来の潤滑作用が落ちていきます。
潤滑作用の低下したエンジンオイルを使用していると、部品同士の摩擦を防ぐことができずにエンジンの寿命を縮めることになります。

燃費が悪くなっていく

劣化したエンジンオイルを使い続けていると、ピストンなどのパーツの動きが鈍くなります。
結果として、エンジンを動かすためにより多くの動力を必要とします。
エンジンオイル本来の密封作用も低下しているため、不足分を燃料を使って補うことで燃費が悪化していきます。

エンジンから異音が出る

エンジンオイルには、エンジン内の汚れを吸着してきれいに保つ役割がありますが、オイルが劣化してくると清浄作用が低下していきます。
そのため、エンジン内にスラッジというオイルの燃えカスが蓄積するようになり、エンジンからガラガラという異音がしたり、振動が大きくなったりします。

エンジンの故障を招く

エンジンオイルはエンジンを冷却する役割がありますが、使い続けていると冷却機能が落ちていきます。

適切にエンジンの冷却が行なわれないと、エンジンの温度上昇により焼き付きを起こす危険性があります。

エンジンオイルだけではなくオイルフィルターの交換も!

エンジンオイル交換の重要性を述べてきましたが、同時にオイルフィルターを交換することも重要です。

オイルフィルターはエンジンオイルの汚れを濾過する役割があり、オイルフィルターが汚れていると濾過機能が落ちてしまうので、定期的に交換する必要があります。

NV350キャラバンのエンジンオイル交換はどこで行う?それぞれのメリット

NV350キャラバンのエンジンオイル交換は、どこで行うことができるのでしょうか?
業者別の特徴と、それぞれのメリットをご紹介していきます。

ディーラー

資格を持った整備士が作業を行うので、安心感を得るならディーラーをおすすめします。
メーカーの純正オイルを使用することも安心材料の一つですが、価格は高く設定されています。

また、いつでも対応してもらえるとは限らず、事前に予約が必要になることが多いです。

車販売店やカー用品店

エンジンオイルの種類が豊富で、気軽に立ち寄ることができるのがメリットです。
さまざまな価格帯からエンジンオイルを選ぶことができるので、費用を抑えやすい傾向にあります。

自分のタイミングで気軽に立ち寄ることができますが、休日は混雑していることが多く時間がかかることもあります。

ガソリンスタンド

最近では、給油以外のサービスで簡単な整備を提供しているガソリンスタンドが増えています。
ガソリンスタンドでエンジンオイル交換をするメリットは、給油で立ち寄ったついでにできることです。

給油中にエンジンオイルの状態を確認してもらい、汚れていたり減っていたりする場合はそのまま交換を依頼するという流れです。

自分で行う

エンジンオイル交換は比較的簡単な整備に分類されるので、自分で行うこともできます。
メリットは自分で交換するので、作業工賃がかからないことです。

ただし、整備不良による不具合は完全に自己責任になるので、充分注意して行うようにしましょう。

自分でNV350キャラバンのエンジンオイルを交換する方法

ここからは、自分でNV350キャラバンのエンジンオイルを交換したい方のために、オイル選択の基準と必要になる道具をご紹介し、実際にどのような手順でオイル交換をしていくのかを解説していきます。

オイルの選択方法

エンジンオイルを選ぶポイントは次の3点です。

・オイル量
・オイルの粘度
・オイルのグレード

それぞれ説明していきます。

オイル量

車種ごとにメーカーが指定するエンジンオイルの量は決まっています。
NV350キャラバンの場合、ガソリン車は4.9L、ディーゼル車は7.5Lです。

オイルフィルターも同時交換する際は、ガソリン車5.2L、ディーゼル車7.8Lと0.3L多めにエンジンオイルを入れます。
新品のオイルフィルターがオイルを吸収するため、あらかじめ多く入れておく必要があります。

オイルの粘度

エンジンオイルの粘度はSAE規格によって規定されています。
SAEとは「Society of Automotive Engineers」の略称で、アメリカ自動車技術協会を意味しています。

オイル粘度は「0W-20」や「5W-30」のように表示されますが、左側のWはWinterのことで低温粘度を数値化しています。
0Wはマイナス35℃、5Wはマイナス30℃まで対応可能です。

反対に右側は高温粘度で、数字が大きくなるほど高温に耐えることができるオイルということになります。

オイルグレード

エンジンオイルのグレードは、API規格で表示されています。
APIとは、「American Petroleum institute」の略称でアメリカの石油協会が規定するグレードのことです。

ガソリン車は「SN」「SM」「SL」などSから始まり、ディーゼル車は「CD」「CF」「DL-1」「DH-2」などCあるいはDから始まります。

最近のキャラバンでは、クリーンディーゼル車はDL-1が推奨されています。
また、DPF付きの車の場合、定期的なアドブルーの補充が必要です。

オイル交換に必要な道具

キャラバンのエンジンオイルを交換する際は、以下の道具を揃えておきましょう。

・フロアジャッキ
・ジャッキスタンド
・交換用ドレンパッキン
・耐油手袋
・廃油受け
・スパナやメガネレンチなど

車体の底部にあるオイルパンから古いオイルを抜き出す、下抜きと呼ばれるオイル交換を行うための道具です。

オイル交換の手順

それでは、エンジンオイル交換の手順を説明していきます。

1.オイルの抜けを良くするため、暖機運転を行いオイルを温める
2.車体をジャッキアップし、ジャッキスタンドで固定する
3.地面を汚さないように廃油受けを設置する
4.エンジン真下に潜り込みドレンボルトを緩める
5.助手席シートを開け、エンジン真上にある注油口から注油する
6.オイル漏れがないか確認し、ジャッキアップしている車体を下す

以上が、キャラバンのオイル交換の手順です。

まとめ

エンジンオイルの交換は、車にとって重要なメンテナンスの一つです。
まめにオイル交換をすることで、車の寿命が伸びる可能性が高まります。

オイル交換は比較的安価で、すぐに済ませることができます。
それほど難しい作業ではないため自分で行うことも可能です。
今回の手順を参考にしてみてください。

キャラバンを長く愛用するために、定期的なオイル交換を実践していきましょう。

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