ハイエースの納期は現在どのくらいかかるの?

ハイエース 納期

「ハイエースの納期はどのくらいかかるの?」や「納期を早めるコツはある?」こういった悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を読めばこれらの疑問が解決します。詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

ハイエースの納期はどのくらい?

コミューターを除く、バン・ワゴンの2車種においてはトヨタ公式ホームページより「ご注文から、5〜6ヶ月程度」と発表されています。
納車の目安はガソリン仕様車は2023年9月以降、ディーゼル仕様車は2023年10月以降とのことです。
数年前でいうと一般的には2~3ヶ月ほどで納車できていたので、半年と聞くと長く感じてしまいます。
ちなみにトヨタのランドクルーザー300系に至ってはなんと4年はかかると公式より声明が出ているほどです。
公式サイトはこちら

なぜ納期が長期化しているのか?

新車の納車遅れに関する転換期は新型コロナウイルスです。
一部の車種では受注停止にまで追い込まれています。
新型コロナウイルスと車にはどういった因果関係があるのでしょうか。

半導体不足の長期化

納車遅れの要因のひとつに半導体の供給不足があり、連日のニュースで半導体不足が世間を騒がせています。
普段生活をしていると意識することはありませんが、一言で言うと縁の下の力持ちと言えます。
一体、半導体とはどこで使われてどういった役割を果たしているのでしょうか。実は半導体は私たちの身近な物に使われています。
一例をあげるとパソコン、スマホ、液晶テレビ、そして自動車などの電子制御をするために必ず必要で半導体が無いと生活が成り立たないと言っても過言ではありません。
そんな半導体の役割は導体と絶縁体の中間の性質をもっている物質です。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスは新車の納車遅れにも影響を与えました。
コロナが世間を騒がせた頃、世界中において外出制限やロックダウン、生産工場の稼働停止などの措置が講じられることとなりました。
その状況を半導体メーカーはこぞって需要が落ちると見据えてしまい、生産を制限してしまったのです。
しかし世間はその状況を逆手に取り、パソコンやスマホが必須なリモートワークなどが認知されることになり、電子機器の需要が急拡大。
その予想は覆されることになってしまいました。
自動車の核となる半導体不足や精算工場の稼働停止は自動車業界にまで及ぶことになってしまったのです。

いつ解消するの?

納車遅れの原因は半導体不足と分かったところで次に気になるのは、半導体の供給が解消されて納車がスムーズにいく時期です。
なんと半導体不足が解消する時期に関しては複数の有識者でも意見が分かれており、「今後も数年続くだろう」や「2023年中に回復するだろう」といった見方がなされているのです。
独の自動車業界大手のフォルクスワーゲンは半導体不足の影響は2024年頃まで続くとの見方をしています。しかし現在、半導体不足には改善の兆しが見えつつあります。
なぜなら半導体メーカーが新型コロナウイルスで制限していた在庫を通常供給に切り替えているからです。
すべてが潤うまでに2024年までかかるというわけです。

中古車もおすすめ!その理由とは?

新車を購入してから納車は半年後、場合によっては数年単位かかってしまうと納車される頃には熱が冷めているかもしれません。
こうなってしまっては本末転倒です。そうならないためにも、中古車を視野に入れてみるのもおすすめです。
中古車だから半導体不足の影響を全く受けません。中古車だからといって敬遠してしまうともったいないです。
中古車にもたくさんのメリットがあります。

半導体の影響を受けない

中古車とは、運輸支局に届出、登録されナンバープレートが発行されている車のことをいいます。
例外はあるものの、大半の中古車は公道を走行できる状態にあります。
よって半導体の影響を一切受けないのです。

納車が新車より早い

一般的に中古車を契約する場合、契約、書類作成、登録、納車前点検、そして納車といった流れになります。
これらを終えるまでに約2週間程度を要します。
やはり中古車は製造過程がない分、納車までの期間が早いことがわかります。

新車より安く購入できる

車両価格で言えば新車より中古車のほうがコスパがいいと言えます。
ここでハイエースバンを同じグレードで比較してみましょう。
スペックはDXロング、レギュラーガソリン6人乗りで新車と比較した場合、新車価格は244万9000円に対し、中古車サイトの中古車は194万8000円でした。
約1割ほど安く買えることがわかりました。

ハイエースの中古車相場

ハイエースの中古車相場は、平均価格387万円、価格帯は69万円~990万円と状態によって価格差が大きくなっています。
ハイエースバンの新車価格は最上級グレードでも405万7000円でした。

ハイエースのリセールバリューについて

リセールバリューとは、「再販価値」を意味する言葉であり、新車の購入から年数が経過しても価値が下がりにくい車のことを指します。
ハイエースが人気の理由のひとつにリセールバリューが高いことが挙げられます。耐久性が抜群によく、国内外での需要も高いのです。
ただし、リセールバリューの価格はグレードやカラー、オプションの有無で変動します。
ハイエースのリセールバリューについてはこちら

納車が遅延した場合の注意点

思っていたより納車が遅れてしまった場合、注意すべき点が2つあります。

下取り車の車検切れ

車を購入するタイミングは人それぞれですが、人によっては今乗っている車の車検を期に乗り換える方も多くいると思います。
中古車であれば計画通りにいくでしょうが新車であれば、昨今の自動車業界を踏まえても日々納期に変動があるため注意が必要です。
車検のタイミングで乗り換えを考えていたのにも関わらず、遅延が発生しててしまうと所有している車が車検切れになってしまう可能性があります。
当然ながら車検切れになった車は公道を一切運転することはできませんのでもう一度車検を通す必要があります。
そうならないためにも、余裕を持って計画をたてましょう。

支払い開始日

新車の契約をした場合、納期が遅れているからと原則キャンセルはできません。
ローンの借入先は2つあり、直接ディーラーと契約するディーラーローン、金融機関と契約するカーローンがあります。
ディーラーローンは納車間近、もしくは納車後から支払い義務が発生します。
一方金融機関のローンは、融資に関する契約締結→一括振り込み→返済開始となるため現物が手元にない状態でも、返済義務が生じます。
しかし、どちらのローンにおいてもメリットデメリットが存在するので慎重に判断しましょう。

まとめ

今回はハイエースの納期についてご紹介しました。
ハイエースに限らず、全世界の自動車業界において納車遅れが問題視されています。
納期を早めるコツとして、
・納期が早いグレードやボディーカラーを選ぶ
・オプションをつけすぎない
などが対処法として挙げられます。
半導体不足のピークは過ぎつつありますが、今後もその余波は広がり続けるだろうとの見方が示されています。
そんなこんなで今、その影響を受けない中古車業界に注目が集まっています。
中古車だからと敬遠せずに前向きに検討してみてください。

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