ハイエースの燃料入れ間違いが多発?ガソリンとディーゼルの違いや見分け方について
燃料の入れ間違いは車に重大なダメージを与えます。
特にハイエースでは燃料の入れ間違いが多く、給油を慎重に行う必要があります。
この記事では、ハイエースを検討している方やすでに利用中の方のために、以下項目について徹底解説します。
・ハイエースのガソリン車とディーゼル車の特徴
・ハイエースで燃料の入れ間違いをした後の対処法
・ハイエースのガソリンとディーゼルの見分け方
最後までお読みください。
Contents
ハイエースの燃料は?それぞれの特徴について
ハイエースには、ガソリン車とディーゼル車の設定がありますが、どちらのエンジンを選ぶべきなのでしょうか?
ここでは、ハイエースのガソリンエンジンとディーゼルエンジンの特徴を説明し、選択するときのポイントをご紹介していきます。
ガソリンエンジン
ハイエースのガソリンエンジンは2.0Lと2.7Lの2種類があります。
それぞれのスペックは以下の通りです。
2.0Lガソリンエンジン | 2.7Lガソリンエンジン | |
形式 | 1TR-FE | 2TR-FE |
最高出力 | 100kW(136PS)/5,200r.p.m. | 118kW(160PS)/5,200r.p.m. |
最大トルク | 182N・m(18.6kgf・m)/4,000r.p.m. | 243N・m(24.8kgf・m)/4,000r.p.m. |
燃費 | 8.8km/L〜9.4km/L(WLTCモード)、10.5km/L〜10.9km/L(JC08モード) | 8.1km/L〜8.8km/L(WLTCモード)、9.0km/L〜9.8km/L(JC08モード) |
ガソリンエンジンは、ディーゼルエンジンに比べて静粛性に優れています。
走行中だけではなく、アイドリング時も静粛性を発揮するので、アウトドアが好きな方、ファミリーカーとしてハイエースを検討している方はガソリンエンジンがおすすめです。
またディーゼル車よりも購入時の価格を安く抑えることができます。
車両の価格比較をした場合、30万円ほどの価格差があり、購入費用を安く抑えたい方にもガソリンエンジンはおすすめです。
ディーゼルエンジン
ハイエースのディーゼルエンジンは2.8Lのみの設定です。
2.8Lディーゼルエンジン | |
形式 | 1GD-FTV |
最高出力 | 111kW(151PS)/3,600r.p.m. |
最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)/1,000~3,400r.p.m. |
燃費 | 11.0km/L〜12.5km/L(WLTCモード)、12.1km/L〜14.0km/L(JC08モード) |
ディーゼルエンジンの特徴は燃費の良さと燃料の安さにあります。
車両購入時の価格はガソリン車よりも高くなりますが、燃料費はガソリン車より大幅に抑えることができます。
ハイエースで長距離移動を考えている方には、燃料費を安く抑えることができるディーゼルエンジンがおすすめです。
さらに、ディーゼルエンジンの特徴として、走り出しのスムーズさがあります。
トルクフルなディーゼルエンジンは、たくさんの荷物を積んでいるときや、急勾配の坂道を登るときに力を発揮します。
積載量の多い状態でハイエースを運転する方、発進時のもたつきが気になる方は、高トルクのディーゼルエンジンがおすすめです。
ハイエースで燃料の入れ間違いが多発している原因とは?
ハイエースはガソリン車とディーゼル車の設定があることで、燃料の入れ間違いが多くなっているようです。
ハイエースと同様に、ガソリン車とディーゼル車の設定があり、マツダ車にも燃料の入れ間違いは頻繁に起こっています。
特に初回給油時によく見られ、燃料を確認せずに思い込みで給油してしまうことが原因にあげられます。
ハイエースで燃料の入れ間違いが多発している原因
ハイエースで燃料の入れ間違いが多発する原因は、以下の原因が挙げられます。
・商用車としてのイメージからガソリン車に軽油を入れてしまった
・レンタカーなどで使用する際に、普段とは勝手の違う慣れていない車のため、燃料を間違って給油してしまう
燃料の入れ間違いは、レンタカーなど普段とは違う車に乗る場合に起こりやすいです。
利用中の車の燃料を把握し、給油前にも再度確認をすることが重要です。
普段からガソリンスタンドでは給油ノズルの色を意識して、給油の前に確認する癖をつけましょう。
燃料の入れ間違いによるリスクと対処方法
ガソリン車とディーゼル車で入れ間違えることはリスクが大きく、最終的にエンジンが停止する恐れがあります。
ガソリン車に軽油を入れてしまった場合、まずは加速不良を起こします。
その後、タンクの燃料が軽油だけになると、黒い排気ガスと共にエンジンが停止してしまうことがあります。
ディーゼル車にガソリンを入れると、白い排気ガスが出るようになります。
エンジンが始動できなくなる場合があり、修理には燃料ポンプや噴射ノズルを交換する必要があります。
レギュラーとハイオクを入れ間違えたとしても、どちらもガソリンのため、エンジンが始動できなくなったり、停止してしまうような事態にはならないでしょう。
ですが、燃費が低下する可能性があるので、給油は指定された燃料で行う方が安心です。
万が一ガソリン車とディーゼル車で入れ間違えた場合、走行中であればすぐに停止し、エンジンを切るようにしましょう。
無理に自走はせずに、JAFなどのロードサービスを手配するようにしてください。
ハイエースの燃料を見分けて入れ間違いを防ごう
ハイエースの燃料を入れ間違わないようにするには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、どちらのハイエースかを見分ける必要があります。
本項では、見分け方について解説をしていきます。
ハイエースの燃料の見分け方
ハイエースの購入を検討している方と、現在ハイエースを利用している方に、ハイエースの燃料を調べる方法をご紹介します。
車の購入などを検討中に燃料を調べる場合
ハイエースの購入などを検討中に燃料を調べる方法は、以下の2つです。
・メーカーサイトやカタログで詳細を確認する
・販売店に問い合わせる
メーカーサイトやカタログには、必ず燃料の記載があります。
希望する燃料の車かどうかを確認しましょう。
また、販売店に問い合わせるのも方法の一つです。
販売店は自社の車については詳細に把握しているはずなので、どちらの燃料を選択するべきかも合わせて相談してみてもいいかもしれません。
車の利用中に燃料を調べる場合
車の利用中にハイエースの燃料を調べる方法は、以下の2つです。
・給油口の蓋やキャップを確認する
・車検証に記載がある燃料の種類欄を確認する
給油口の蓋やキャップには、シールや印刷によって燃料の種類が表示されていることがあります。
給油をする際には、まずはそちらを確認してみてください。
レギュラーガソリンは「レギュラー」「無鉛ガソリン」、ハイオクガソリンは「ハイオク」「無鉛ハイオク」「無鉛プレミアム」、軽油は「ディーゼル」「軽油」と表記があります。
車検証で確認する場合は、「ガソリン」か「軽油」の2つしか表記がありません。
レギュラーかハイオクかの判断はできないので、メーカーサイトや取扱説明書を参照してみてください。
まとめ
燃料の入れ間違いは車に重大なダメージを与えます。
入れ間違いの度合いによっては走行不能になり、修理には大掛かりな整備が必要で高額な費用が発生します。
ハイエースは特に燃料の入れ間違いが多い車種です。
給油の際は、利用中のハイエースがガソリンとディーゼル、どちらのエンジンかをよく確認してから行うようにしましょう。