200系ハイエースのヘッドライトを交換!かかる費用や注意点についても紹介

ハイエースは、商用車としてはもちろん、アウトドアや車中泊仕様にカスタムする方にも人気の高い1台です。
そんなハイエースをさらにカッコよく、快適にする方法の1つが ヘッドライトの交換です。
ヘッドライトを変えることで、見た目の印象が引き締まり、夜間の視認性も大幅に向上します。
本記事では、ヘッドライト交換にかかる費用や注意点、おすすめのライト選びのコツ について詳しく解説します。
「自分で交換できるの?」「どのくらい費用がかかる?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ハイエースのヘッドライトの交換方法
さっそく本題であるハイエースのヘッドライトの交換方法を紹介していきます。
ヘッドライトの交換は、5ステップで交換可能です。
交換する際は安全な場所に停車し、怪我をしないよう保護具を装着してから作業しましょう。
必要工具と必要備品
交換する前に、まずは必要な工具や備品を準備しましょう。
必要工具と必要備品は以下の通りです。
・プラス・マイナスドライバー
・スパナセット
・新しいヘッドライト
・養生テープ
・絶縁手袋
・保護メガネ
なお、ヘッドライトは電気系統であるため、作業する際は、周りの邪魔にならないところに停車し、必ずエンジンを切ってから作業するようにしてください。
①フロントグリルを外す
ヘッドライトを交換するためには、フロントグリルを外す必要があります。
まず、傷防止のための養生テープをヘッドライト周りに貼り付けましょう。
フロントグリルは、ボンネットを開けるとネジとクリップが確認できますので、そちらを外すと取り外し可能です。
場所は、ネジが中央部に2箇所とヘッドライト内側に1箇所ずつの計4つ、クリップがヘッドライト内側に1箇所ずつの計2つあります。
プラス・マイナスドライバーで簡単に取り外せます。
ネジとクリップを外したら、グリル下にあるツメを外し、持ち上げるようなイメージで手前に引くとフロントグリルの取り外し完了です。
②フロントバンパーを外す
次にフロントバンパーも外していきます。
こちらの工程は行わなくても構いませんが、取り外した方が作業しやすくなるため、外しておくことをおすすめします。
フロントバンパーを取り外すには、ドアステップも外す必要があります。
まず、ドアを開けてステップを確認すると、5つのクリップが固定されているので、これを取り外します。
タイヤ側から内張外しなどを差し込むことでドアステップが浮き、取り外しやすくなります。
ステップを外すと、その下に追加のクリップがあるので、これも取り外してください。
さらに、フロントのバンパーロアグリルには3本のボルトがあるので、これを外します。
バンパー下部にも3つのクリップがあるため、これも取り外してください。
最後に、バンパーを上下に揺らしながら引き抜くと、取り外しが完了します。
③ヘッドライトを取り出す
ここからヘッドライトの交換に移ります。
まず、ヘッドライトを固定しているネジ(片側2本)を取り外します。
ヘッドライト本体を手前に引っ張ると配線コネクターが見えてきますので、そちらを外すと取り外し完了です。
なお、取り外す際に無理やり外すとボディを痛めてしまう可能性があるため、あらかじめ養生テープを貼り付けておくと傷の防止ができます。
④レベライザーを取り外し、新しいヘッドライトに取り付ける
次に取り外したヘッドライトに装着されているレベライザーを取り外し、新しいヘッドライトに取り付けます。
レベライザーは、反時計方向に回し、真っ直ぐ引き抜くと簡単に取り外せます。
そして、新しいヘッドライトにレベライザーを差し込んでください。
なお、ヘッドライトバルブを交換する場合は、この時点で取り付けてください。
また、LEDバルブに交換する場合は、ハイビームを点灯する際青色のインジケーターが点灯しない問題が発生します。
そのため「不点灯防止ユニット」を設置する必要があります。
関連記事:ハイエースのヘッドライトバルブの交換方法を詳しく紹介!費用や注意点も解説
⑤新しいヘッドライトを取り付ける
最後に新しいヘッドライトをハイエース本体に取り付けます。
装着は取り外したときと逆の手順で行います。
基本的には、配線コネクターを接続しネジ2本でヘッドライトを装着、そしてフロントバンパーとドアステップ、フロントグリルを取り付けの順番で行うことで取り付け可能です。
ハイエースのヘッドライトの交換にかかる費用
ハイエースのヘッドライトを交換する際は、ヘッドライト本体や交換にかかる費用が必要です。
ここでは、ヘッドライトの交換ができる業者や本体にかかる費用を紹介していきます。
ヘッドライトの交換を依頼できる業者と工賃
ヘッドライトの交換を依頼できる業者と工賃は、以下の通りです。
業者 | ヘッドライト交換の工賃 |
ディーラー | およそ50,000円〜 |
整備工場 | およそ20,000円〜 |
カー用品店 | およそ25,000円〜 |
ガソリンスタンド | およそ25,000円〜 |
ヘッドライト交換の工賃は、ヘッドライトの種類やバルブの種類によって値段は異なってきます。
そのため、いくつかの業者から見積もりをとるのが良いでしょう。
ハイエースのヘッドライトの交換は、さまざまな業者でできますが、そのなかでも特におすすめなのがGR8STYLEです。
GR8STYLEでは、ハイエースやキャラバンを専門に取り扱っています。
各修理や交換もお任せできるので、この機会にぜひお問い合わせください。
ヘッドライト本体にかかる費用
ヘッドライト本体のかかる費用は、安いもので約10,000円、高価なもので200,000円以上と幅広いです。
安すぎるものは耐久性が低く、故障する可能性が高く、高価すぎるものは予算を超えてしまいます。
そのため、予算を考慮しつつ自分にあったものを選ぶようにしましょう。
バルブだけの交換なら安く済む
ヘッドライト本体を交換する方の中には、バルブの交換もする場合がありますが、バルブだけの交換なら比較的安く済みます。
しかし、こちらも種類や選ぶ製品によって値段や特徴が異なるため、自分にあったものを選ぶことが重要です。
バルブの種類や特徴、費用の目安を下記に記載しておきますので参考にしてください。
ハロゲンバルブ | 耐久時間:約1,000時間(約3年) 一般的なヘッドライト |
価格帯:1,000〜2,000円程度 |
HIDバルブ | 耐久時間:約2,000時間(約5年) 高輝度タイプで明るさが特徴 |
価格帯:2,000〜10,000円程度 |
LEDバルブ | 耐久時間:約10,000時間(約15年) 非常に高い明るさを持つモデル |
価格帯:3,000〜10,000円程度 |
ハイエースのヘッドライトを交換する際の注意点
ハイエースのヘッドライトを交換する際は、いくつかの注意点に気をつける必要があります。
ケガや故障なども関係してきますので、ここでしっかり確認しておきましょう。
作業時は必ずエンジンを切っておく
ヘッドライトは、車の電気系統にあたる部分ですので、エンジンを付けたままで作業すると、感電の可能性があります。
作業中は必ずエンジンを切り、必要に応じて作業用グローブを装着し、細心の注意を払って安全に作業してください。
特に点灯のチェックを行う際は、誤って触らないように注意しましょう。
LEDの場合は「不点灯防止ユニット」が必要
バルブも同時に交換する際、LEDライトにする場合は「不点灯防止ユニット」の装着が必要です。
不点灯防止ユニットを取り付けないと、ハイビーム使用の際に青色のインジケーターが点灯せず、車検に通らない可能性があります。
型によって合わないヘッドライトがある
現在、200系ハイエースは1〜8型が存在していますが、型によって形状が異なるため、違うものを装着すると、干渉して取り付けできない可能性があります。
特に1〜3型から4型以降に変える場合は、干渉部分の切り取りが必要になる場合があるため、必ず型式をチェックしてから購入しましょう。
車検時の保安基準を満たしているか注意する
ハイエースのヘッドライトの交換は、車検にも注意が必要です。
保安基準や不適合となるヘッドライトなどを紹介しておきますので、事前に確認し、安心して車検に臨みましょう。
ヘッドライトの保安基準
ヘッドライトの保安基準は以下の通りです。
光量 | 1灯あたり6,400カンデラ以上
ハイビームは片側12,000カンデラ以上、両側430,000カンデラ以下 |
光軸 | カットラインが綺麗に出ているか |
灯火色 | 基本的に白 |
上記の中で特に注意すべき項目が「光軸」です。
光軸は運転中の振動により非常にブレやすく、定期的なチェックが必要な箇所です。
保安検査官も細かくチェックする箇所にもなりますので、必要に応じて業者に調節してもらうなど、車検前に必ず確認しておきましょう。
車検で不適合とされるヘッドライト
ヘッドライトは保安基準の他にも気をつけるポイントがあります。
車検で不適合とされるヘッドライトは以下の通りです。
・ヘッドライトが黄ばんでおり、照明に影響が出ている
・ライトの点灯状態に問題が発生している
・ヘッドライトが損傷している
車両に適合しないバルブを使用している
こちらが1つでも当てはまる場合は、車検に通りませんので、あらかじめ修繕しておくことをおすすめします。
ヘッドライトの不備による罰則
先ほど紹介した保安基準を満たしていない場合や、車検で不適合とされるヘッドライトを装着している車で公道を走ると、罰則に科せられる可能性があります。
具体的な罰則は、違反点1点に加え反則金7,000円(普通車)となっています。
運転手が気づいていなくても罰則の対象になることは十分に考えられますので、損したくない方は定期的な点検を行いましょう。
まとめ
本記事では、ハイエースのヘッドランプの交換方法やかかる費用、交換する際の注意点を紹介しました。
ハイエースのヘッドランプの交換は、いくつかの手順を踏めば自分でも交換可能です。
費用については、選ぶ部品や依頼する業者によって変わるため、事前に確認しておくと安心です。
交換する際は、ケガや故障、車検にも関係してきますので、十分に注意して行うようにし、必要に応じて業者に依頼しましょう。