ハイエースの高さでは駐車できない場所はあるの?

ハイエースの高さでは駐車できない場所はあるの?

ハイエース 高さ

「ハイエースで立体駐車場は入庫できる?」や「停めるならどの駐車場がいいの?」こういった悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を読めばこれらの疑問が解決します!ハイエースオーナーは必見の内容となっているのでぜひご覧ください。

ハイエースのサイズ

ハイエースにはバン、ワゴン、コミューターの3車種がラインナップされています。
今回はそれぞれの車種をボディ形状またはグレード別に分けてサイズをご紹介します。

ハイエースバン

ボディ形状 全長(㎜) 全幅(㎜) 全高(㎜)
標準 4,695 1,695 1,980
ワイド・ミドルルーフ 4,840 1,880 2,105
標準ルーフ・ジャストロー 4,695 1,695 1,985
ハイルーフ 4,695 1,695 2,240
ハイルーフ・ジャストロー 4,695 1,695 2,245
スーパーロング・ワイド 5,380 1,880 2,285

ワゴン

グレード 全長(㎜) 全幅(㎜) 全高(㎜)
GL・DX 4,840 1,880 2,105
グランドキャビン 5,380 1,880 2,285

コミューター

グレード 全長(㎜) 全幅(㎜) 全高(㎜)
GL・DX 5,380 1,880 2,285

ハイエースのサイズ・定員数についてはこちら

駐車場は大きく分けて3種類!

一言に駐車場と言っても、実は様々な駐車場のタイプがあります。
大きく分けて3つに分類されますのでそれぞれを見てみましょう。

平面駐車場

車室を白線で区画したスペースに収容するタイプの駐車場です。普段の生活でよく見る一番メジャーな駐車場です。

メリット

・サイズ等で制限がない
ただし、車体が大きいので駐車枠からはみ出る心配はあります。
・立体駐車場に比べて短時間で駐車することができる
物理的に走行する距離が短いので短時間で駐車することが可能です。

デメリット

・屋根がなく天候の影響を受けるので汚れやすい
平面駐車場最大のデメリットです。
雨が降っている場合は、降車してからも傘をさす必要があります。
・料金ゲート上にあるひさしに注意する
場所によっては出入り口の料金ゲート上に設けられた庇(ひさし)が設置されていることがあります。
改造やルーフキャリア等を設置している場合は注意する必要があります。
・盗難やいたずらをされるリスクがある
誰でも敷地内に侵入できるので、他タイプの駐車場に比べると犯罪のリスクが伴います。

自走式立体駐車場

スロープで目的階まで自走し、駐車スペースに収容するタイプの駐車場です。
ショッピングモールなどに併設されていることが多いです。

メリット

・屋上以外は屋根があるので、天候に左右されない
雨の日は濡れることはないですし、夏場の日差しが強いときは直射日光に当たらずに済みます。
・車の制限が機械式に比べて緩い
気を付けることは高さ制限ぐらいで、車重など特に問われることはありません。

デメリット

・高さ制限がある
進入口に高さ制限が設けられており、2.1m~2.2mと表記されているところが多いです。
・入出庫に時間がかかる
物理的にスロープを走行し、上層階へ走行する必要があるのでその分時間がかかります。
・進入口に傾斜があるので、車高が低いと干渉する
スロープに進入する境目は傾斜が存在するので、ローダウン車は底が干渉する場合があります。

機械式立体駐車場

パレットと呼ばれる台に自動車を入庫し、機械操作で車を収容するタイプの駐車場です。

メリット

・盗難やいたずらをされるリスクがない
入庫されれば、機械操作をしない限り車に接触することはできません。
・建屋内に格納されるので、天候に左右されない
自走式立体駐車場と同様、天候に影響されず入庫した状態を維持することができます。
・電気自動車の充電対応(一部)
ここ最近普及しつつあるEV車ですが、ユーザーにとっては嬉しい装備です。夜間中に充電を済ませておくことができます。ただしこういった装備がされた駐車場は少ないです。

デメリット

・車幅や高さ制限がある
ここでパーキングシステム大手の新明和工業製「エレパークET2型大型車A」の収容可能な寸法をご覧ください。
車長5300㎜、車幅2050㎜、車高2500㎜までが条件とのことです。
もちろんどれかひとつでもオーバーしていれば利用することはできません。
・天災時は入出庫することができない
車を載せるパレットの動力源はモーターです。もちろん電気で動くので、地震や停電時は車を出庫することができなくなります。
・入出庫に時間がかかる
車を乗せるパレットが安全性の観点からゆっくり移動したり、車の出入り口が1箇所しかないので物理的に時間がかかります。

ハイエースは機械式立体駐車場には駐車できない!?

今回は前述した3タイプの駐車場に分けて、入庫することが難しい車種をご紹介します。

平面駐車場

まずはじめに、平面駐車場から解説します。
平面駐車場で気をつけるべきことは、駐車スペースに入るかどうかです。
一般的な一台分の駐車枠のサイズは幅2.5m×長さ5.0mが多いようです。
また前述したように料金ゲート上にひさしがある場合がありますが、改造等しない限り接触する可能性はありません。
それらを踏まえた上で全長がはみ出る車種は以下になります。
バン‥スーパーロング・ワイド(全長5380㎜)
ワゴン‥グランドキャビン(全長5380㎜)
コミューター‥GL・DX(全長5380㎜)

自走式立体駐車場

次に、自走式立体駐車場です。
このタイプの駐車場で気を付けるべきことは、前述した駐車スペースに加えて、進入口の高さがカギになります。
高さ制限として多いのは2.1mもしくは2.2mとなっています。
それらを踏まえた上で全高で接触しそうな車種は以下になります。
バン‥ワイド(全高2105㎜)、ハイルーフ(全高2240㎜~2285㎜)
ワゴン‥グランドキャビン(全高2285㎜)
コミューター‥GL・DX(全高2285㎜)
ただし、高さ制限2.1mであれば少しゆとりをもった設計となっているのでワイドタイプでも進入することは可能ですがあまりおすすめはしません。

機械式立体駐車場

最後に機械式立体駐車場です。
このタイプの駐車場は制限が多くあり、全長、全幅、全高に加えて車重を気にする必要があります。
ここでは前述した「エレパークET2型大型車A※1」を例に、それらを踏まえた上で利用することができない車種は以下になります。
※1 全長5300㎜、全幅2050㎜、全高2500㎜までが条件とのことです。
バン‥スーパーロング・ワイド(全長5380㎜)
ワゴン‥グランドキャビン(全長5380㎜)
コミューター‥GL・DX(全長5380㎜)
今回の結果を踏まえて、世間では大きいとされるハイエースの中でも最も大きいボディであるスーパーロングやグランドキャビンはいずれの駐車場においても制限で引っかかるようです。
一番無難なのは制限のない平面駐車場となります。
ただし今回ご紹介した駐車場のタイプはあくまでも例となります。
場所によっては制限なく入庫できる場合もありますので、ご注意ください。

まとめ

今回は、ハイエースのサイズと各駐車場のメリット、デメリットそしてハイエースが利用できない駐車場をご紹介しました。
駐車場には大きく分けて平面、自走式と機械式立体駐車場の3種があり、平面駐車場には利用に目立った制限はなく、自走式立体駐車場から機械式立体駐車場へとなるにつれて、制限が厳しくなります。
ハイエースで最も車体が大きくなるスーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフなどは立体駐車場には不向きだということが分かりました。
ハイエースユーザーの方やこれから購入を考えている方は、駐車場に限らず施設によっては制限が設けられていることがありますので、日頃からスペックを把握しておきましょう。
利用時に不安な場合は無理しないようにしてください。

 

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