ハイエースって何人乗れるの?普通免許で運転できる?

ハイエース 何人乗り

「ハイエースは運転しやすいの?」「種類があってよくわからない」「時期モデルチェンジの周期は?」こういった悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を読めばこれらの疑問が解決します。
ぜひ購入を検討されている方はご覧ください。

ハイエースの種類は?

ハイエースにはバン、ワゴン、コミューターの3種がラインナップされています。
それぞれの特徴を一言でまとめました。

バン

主に、商用車として荷物を乗せるために考えられた車です。

ワゴン

主に、乗用車として人を乗せるために考えられた車です。

コミューター

乗車人数の多さから、主に小型バスのような使い方がされています。
よく旅館や幼稚園の送迎バスで使われていることがあります。

ハイエースのサイズ・定員数についてはこちら

大きな車体で運転しやすいの?

街中でよく目にするハイエースですが、乗ったことが無い方はきっと「大きくて運転しにくそう」と感じることでしょう。
しかし、実際のオーナー様の声を聞いてみると「あの大柄な見かけによらず運転しやすい」といった声が多くあります。
乗りやすい理由を今回は3つに注目してご紹介します。

スクエア型で車内に遮る障害物がない

ハイエースはインテリア、エクステリアともにシンプルでスタイリッシュなデザインです。
そしてフォルムはスクエア型で感覚が掴みやすい車両となっております。
一方インテリアに関しては全ての窓ガラスが大型で視界が良好なところも運転のしやすさに反映されています。

キャブオーバー車で運転席からの視点が高い

一般的に運転席からの視点が高いと視野が広がり運転しやすいと言われています。
まさしくハイエースはキャブオーバー車といって、エンジンの上に運転席が配置された形式が取られており、その分運転席の位置が高くなっています。
また、ボンネットがほぼ無い作りとなっており、運転席に座ると道路を見下ろすような視界になります。
このため前方視界が広くなり、前方の車両感覚は掴みやすいといえるでしょう。

意外にコンパクトなボディ

大柄な見かけによらず、意外とコンパクトなボディとなっております。
プリウスのサイズと比較をしてみましょう。

ハイエースバン標準 プリウス
全長(㎜) 4,695 4,575
全幅(㎜) 1,695 1,760
全高(㎜) 1,980 1,470

ここで注目して頂きたいのが「全幅」です。
なんとプリウスより全幅が小さいことに気付きましたか?
コンパクトカーや軽自動車は比較的、運転しやすい部類に入ります。
「全高」を除く「全長」、「全幅」が小さければ小さいほど運転がしやすいということです。
そして一般的に「全長」より「全幅」のほうが運転のしやすさを左右するとされています。
車幅が小さいほど、対向車とのすれ違いや狭い道を走行する際も安心して運転することができます。

普通免許で運転できるの?

まずは下図をご覧ください。

車両総重量

乗車定員

バン ワゴン コミューター
普通免許 3.5t未満

10人以下

準中型免許 5.0t未満

10人以下

7.5t未満

10人以下

中型免許 8.0t未満

10人以下

11.0t未満

30人未満

大型免許 30人以上

結論、コミューターのみ普通免許では運転することができません。
その理由は乗車定員が10名を超えてしまうからです。
ハイエースワゴンのグランドキャビンなどとサイズは一緒ですが、うっかり普通免許で運転することがないように気を付けてください。
ちなみに中型免許の取得条件は20歳以上で、普通免許など保有通算2年以上の方となります。

2WD、4WDの違いは?

2WDとは、2 Wheel Drive(2ホイールドライブ)の頭文字をとった名称で、日本語に訳すと2輪駆動となり、前後2個のどちらかの車輪に動力を伝達する駆動方式です。
一方、4WDとは4 Wheel Drive(4ホイールドライブ)となり4輪駆動と呼ばれ、全ての車輪に動力を伝達する駆動方式となります。
また、4WDにも「パートタイム4WD」と「フルタイム4WD」とがあり、ハイエースは「フルタイム4WD」に該当します。
フルタイム4WDとは、常にすべての車輪に動力を伝えるため、悪路の走破性に優れているといった利点があります。

2WDのメリット、デメリット?

メリットは車両価格が4WDに比べると安価であること、車重が軽いので燃費がいいことです。
デメリットは4WDに比べると悪路走行時の走破性に欠ける点です。

まずはじめに実際にハイエースワゴンのグランドキャビン2WDと4WDを比較してみましょう。

ハイエースワゴン

グランドキャビン

車両重量(㎏) JC08モード(㎞/L) 車両価格(円)
2WD 2,040 9.5 3,729,100~
4WD 2,150 8.9 4,039,100~

やはり、2WDは4WDに比べると車両重量が110kg軽いこともあり燃費が上回っていることがわかります。
また車両価格も30万円程安く設定されています。
デメリットは、2WDと比べて悪路走行時の走破性に欠けてしまうことです。
山道や雪道などのオフロードを走行する機会が多い場合は、4WDがおすすめです。

4WDのメリット、デメリット?

メリットは車輪すべてに動力が伝達されるため走破性に優れていることです。
デメリットは車両重量がある分燃費が悪い傾向にあること、価格が2WDと比べて高いことです。

4WDは前述した通り、すべての車輪に動力が伝達されるので、悪路走行時の走破性に優れています。
しかし、雪道や山道などの走行はそれらを得意とするタイヤを装着していることや、路面のコンディションなどを見極めて走ることが非常に大切です。
また、燃費も2WDに比べると部品数が増えるため、車両重量が増加されその影響が燃費に反映されているといったカラクリがあります。

モデルチェンジの周期は?いつ購入するのがおすすめ?

初代ハイエースの始まりは1967年でした。
現行のハイエースは2004年に15年ぶりとなるフルモデルチェンジがなされ、現在5代目の200系というモデルになります。
ちなみに、よくトヨタの車は○○系という呼び方がされているのをご存知でしょうか。
一体どの部分のことを言っているのかと言いますと、それはエンジンの型式のことなんです。
例えばハイエースバンDX”GLパッケージ”であれば主要諸元表→車両形式の欄を見ると3BF-TRH200V-SRTDKと決められています。
このTRH-200Vの数字が俗に言う200系と呼ばれる所です。
話を戻して、ハイエースのフルモデルチェンジは前述の通り2004年から行われていません。
ただ、5代目200系に関して言えば、通算8度目の改良が実施されています。
ネット情報では2023年に300系か?など噂されています。
新型の発表は明確にされていませんが、新型に乞うご期待です。

いつ購入するのがおすすめ?

一般的には新車、中古車関係なく決算期の3月、中間決算期の9月、ボーナス期の7月、12月、そしてモデルチェンジのときが狙い目と言われています。
いずれも値引きやお得なキャンペーンを実施する傾向にあります。
その理由は決算期はディーラーの販売台数が決まる時期、ボーナス期は消費者の購入意欲が高まる、そしてモデルチェンジは旧モデルを売り切りたいといった思いが価格に反映されるからです。

ライバル車を紹介

トヨタタウンエース

良く比較される両者ですが、スペックや価格は全く異なるので比べようがありません。
特徴はハイエースよりコンパクトなため、小回りが効く優れた機動力がセールスポイントです。
そして商用車ということもあり低床フロアやスクエア型の荷室空間など働く人にフォーカスした優しい設計になっています。
ただ、リセールバリューやカスタム部品は期待できません。

日産キャラバン

ハイエースとライバル関係にある日産キャラバンですが、スペックや価格は大同小異といったところです。
まさに兄弟車の両者には決定的な違いがあります。
それは中古車価格です。
中古車の平均相場はハイエースに軍配が上がります。
その差額なんと30万程ございます。
中古車の相場を決める要素のひとつに「需要」と「供給」のバランスがあります。
需要が高ければ価格も見合って上がることが理由のひとつです。

日産NV200バネット

世界中で販売される日産の世界戦略車のNV200バネットの特徴は荷室容積が3,550Lある点です。
クラスNo.1の「荷室高」と「荷室幅」と「床面地上高」、そして安全機能である「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」を標準装備しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ハイエースに関する疑問が解決できたでしょうか。
ハイエースは街中で走っているのをよく見かけます。
それほど人気を集めており、ユーザーに応えるようにカスタム部品も豊富に存在しています。
車体が大きいからと敬遠するのはもったいないと言えます。
そして乗ることで良くも悪くも気付くことがあります。
ぜひ購入を迷っている方は前向きに検討してみてください。
みなさんがオーナーになるきっかけになれば幸いです。

一覧に戻る

PAGE TOP