ハイエースをおしゃれな車中泊仕様にするアイデア10選!便利グッズも紹介
ハイエースは広い室内空間とカスタマイズ性の高さで、車中泊にぴったりな車として人気です。
最近ではキャンプや車中泊に使用する方が増え、それに合わせて「おしゃれにしたい」というニーズも高まっています。
しかし、「どうやっておしゃれにできるの?」「快適に過ごすには何が必要?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ハイエースをおしゃれかつ快適な車中泊仕様にするアイデア10選を紹介し、便利グッズも解説します。
車内の居心地を良くしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ハイエースが車中泊に向いている理由
車中泊やキャンプをする車といえば、誰もがハイエースと答えるのではないでしょうか。
以前はキャンピングカーが主流でしたが、現在ではハイエースの方が、車中泊やキャンプで利用されるようになっています。
ここでは、なぜハイエースが車中泊に向いているのか、その理由を紹介していきます。
車内スペースが広いので自由にカスタマイズ可能
ハイエースの最大の特徴と言えるのが、大きい車体と広い室内サイズです。
大量に荷物を載せても寝転ぶスペースが確保できるので、車中泊にはぴったりです。
また、カスタムも手軽にできるので、食事やリモートワーク、横になって休憩するなど豊富なシーンで活躍できます。
余計なものがないので手軽にカスタムできる
ハイエースの車内は、基本的な設備だけが備えられており、余計なものがありません。
そのため、自分好みにカスタムしやすい車です。
特にバンタイプは、商用車として設計された車なので、運転席以降もしくは3列目以降が荷室スペースとなっており、広いスペースを自由にカスタム可能です。
カスタムパーツが豊富にある
車中泊やキャンプで活躍できるハイエースですが、その人気の高さから専用のカスタムパーツも豊富に発売されています。
たとえば、ディーラーであればベットキットのオプションや、荷室スペースがソファ仕様のものがあります。
また、ハイエース専門の業者なら、細かなパーツがあるので、より自由なカスタムが可能です。
特別な免許も不要
一昔前に人気があったキャンピングカーやトレーラーは、特別な免許が必要な場合があります。
サイズや重量によっては、大型車両やけん引免許が求められることも少なくありません。
しかし、ハイエースは普通車両に分類されるため、一般的な普通自動車免許で運転が可能です。
特別な免許を取得する手間がなく、誰でも気軽に運転できるのが大きなメリットです。
お手頃な価格で手に入る
ハイエースは、お手頃な価格で手に入るところも大きなメリット。
キャンピングカーであれば、車中泊できる装備がすべて揃っているものの、その価格は安いもので500万円から、高いもので1000万円を超えるものまであります。
一方、ハイエースは安いものなら100万円を切るものもあり、カスタムパーツを付けても、プラス50万円程度で車中泊ができるようになります。
維持費もハイエースの方がガソリン代が低いので、長い目で見てもお得と言えるでしょう。
キャンピングカー仕様にもできる
ハイエースはDIYなどで、自由にカスタムできるところがメリットですが、キャンピングカー仕様にもできます。
たとえば、荷室スペースにソファ兼ベッドを配置したり、テーブルを設置したりできます。
また、車両上部に寝床を増築することも可能です。
キャンピングカー仕様にするには、DIYでは難しいので専門の業者に依頼する必要がありますが、自分でDIYしてカスタムするのが難しい方には、ぴったりな方法と言えます。
ハイエースを車中泊仕様にするならどのタイプがおすすめ?
ハイエースには、商用車として使用されることの多い「バンタイプ」と、乗用車として使用されることが多い「ワゴンタイプ」の2種類があります。
それぞれの特徴と車中泊に向いているタイプを紹介します。
車中泊仕様をカスタムするなら「バンタイプ」
ハイエースのバンタイプは、荷物をたくさん載せることに特化した車です。
グレードや仕様によって乗車人数が変わりますが、2〜9人と広い範囲で選択できます。
より荷物を多く載せたい場合は乗車可能人数を少なくし、より人を乗せたい場合は乗車人数を増やすといった柔軟な選択が可能です。
そのため、使用したい人数やシーンに合わせて選べるので、車中泊にぴったりなタイプは、バンタイプと言えます。
大人数で使用したいなら「ワゴンタイプ」
一方、ワゴンタイプは乗車人数が統一されているタイプで、最大10人乗せられます。
ワゴンタイプは、「人を乗せる」ことに特化した車なので、バンタイプと異なり大人数で使用したいときにおすすめです。
また、人を乗せることを考慮して設計されているので、乗り心地もバンタイプより良いと言えます。
荷室スペースや人が横になれるほどのスペースがないので、車中泊には向きませんが、荷物の少ないキャンプ程度なら活躍できる車です。
車中泊仕様のハイエースを手に入れる方法
ここまで、ハイエースが車中泊に適している理由やおすすめのタイプを紹介してきましたが、実際に車中泊仕様のハイエースを手に入れるには、どのような方法があるのでしょうか?
4つの方法を紹介します。
コンプリートカー(バンコン)を購入する
コンプリートカーとは、ハイエースやキャラバンといった大型の車をベースに、キャンピングカー仕様に改造した車のことを言います。
車を設計する段階からキャンピングカー仕様として作られるので、2段ベッドやキッチン、大容量の収納といった装備が初めから取り付けられています。
DIYなども必要ないので、自分でカスタムするのが難しい方や手軽に手に入れたい方におすすめです。
ただし、車両によって納車までが1〜2年と長くなることと、一般的なハイエースを購入するより価格が高くなってしまうところがデメリットです。
車中泊仕様となっている中古車を購入する
コンプリートカーまで完璧な装備が必要ない方や、ある程度の装備が揃っているものを安く購入したい方は、車中泊仕様となっている中古車を購入するのがおすすめです。
車中泊仕様となっている中古車は、最低限の装備が揃っているものから、フルカスタマイズされた豪華な仕様まで、幅広いものから選択できます。
また、最低限の装備が揃っている車両を購入し、足りない部分はDIYするという方法も可能です。
一般的なハイエースを買って車中泊用に改造する
通常のハイエースを購入し、ベッドキットなどで、簡単な車中泊仕様にする方法もあります。
この方法はDIYを必要せず、ハイエースにぴったりのパーツなどを購入し、取り付けるだけで車中泊仕様にできる手軽さがあります。
また、パーツを購入しなくても、荷室スペースにインプレーターマットなどのクッションを置いたり、キャンプ用のテーブルやローチェアがあれば、それだけで車内に快適な過ごしやすいスペースを作ることができます。
使用しないときはギアを片付ければ、別の方法でも使えるので、車中泊以外でも使いたい方におすすめと言えます。
1から車中泊仕様にDIYする
ハイエースを車中泊仕様にする方の中には、数十万円の安い車を購入し、1からDIYする方もいます。
こちらは、床や天井などの鉄板を外し、代わりに木材を貼ったり寝床やテーブルを作ったりして、自分のスタイルに合わせた車中泊仕様車を作る方法です。
好きなようにカスタムできるところから、ほかとは被らないものが欲しい方におすすめです。
ハイエース専門のカスタムショップで購入する
こだわりたい方は、ハイエース専門のカスタムショップで購入するのがおすすめです。
ハイエース専門のカスタムショップは、車中泊仕様やアウトドア向けのカスタマイズに精通しており、自分の希望やライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
内装のデザインや機能性にこだわりたい場合、専門ショップならではの細かな要望にも対応してくれるため、理想的な1台を作り上げることができます。
また、車中泊に必要な設備や便利なオプションも幅広く取り揃えており、断熱加工やソーラーパネルの取り付けなど、長期間の旅でも快適に過ごせる仕様にできます。
さらに、ショップが独自にカスタムした車両を購入することも可能です。
ただし、カスタムされた車両を購入する場合もカスタムパーツを取り付けてもらう場合も、やや費用がかかってしまうところがデメリットとなるでしょう。
車中泊仕様のハイエースの価格
車中泊仕様のハイエースの手に入れ方がわかったところで、実際のハイエースの価格はどのくらいなのでしょうか。
一緒に確認しましょう。
新車または中古車を購入しDIYする場合の価格
新車または中古車を購入し、自分でDIYする場合の価格は以下のようになっています。
新車価格 | ガソリン | 243.9万〜263.2万円(税込) |
ディーゼル | 【2WD】327.4万〜376.5万円(税込)
【4WD】341.2万〜353.8万円(税込) |
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中古車価格 | ガソリン | 149.8万〜449.8万円(税込) |
ディーゼル | 【2WD】239.8万〜499.8万円(税込)
【4WD】299.8万〜539.8万円(税込) |
参考:トヨタ「ハイエース」、「GR8STYLE」
※すべてバンタイプで検索しています
以下がDIYするときの費用相場です。
最低限の設備 | 4万円〜10万円 |
快適に過ごせる設備 | 10万円〜100万円 |
長期間過ごせる設備 | 100万円〜200万円以上 |
カスタム度合いによって費用は異なりますが、およそ上記を目安にすれば良いでしょう。
車中泊仕様となっているハイエースの価格
次に車中泊仕様となっているハイエースの価格です。
新車価格 | 466.1万円〜703.2万円 |
中古車価格 | 143万円〜1,140万円 |
先ほどのハイエースの価格と比べると、車中泊仕様となっている方が少し価格も高くなります。
ハイエースをおしゃれな車中泊仕様にするアイデア10選
ハイエースを購入し、カスタムやDIYしたい方は、おしゃれにしたい方がほとんどだと思います。
ここでは、ハイエースをおしゃれな車中泊仕様にするアイデアを10選紹介します。
「天然の木」を使ってアレンジ
そこで、おすすめなのが、天然の木を使ってアレンジするのも良い方法です。
こちらの方法は、DIYするなら難易度が高めとなりますが、内装全体に施すことで天然の木ならではの雰囲気や香りを楽しめます。
難易度が高めな分、ほかとは被らないアレンジなので、特別感が上がること間違いなしです。
「床材」は傷がついても良い木材がおすすめ
内装を木材にしたい方は、床材の素材にもこだわりたいところです。
床面は荷物を載せたり歩いたりするところなので、特に注意したい箇所となります。
そこでおすすめしたいのが、傷がついても良い木材です。
傷がついても良い木材と言っても豊富にありますので、特にチェックしておきたいポイントを以下に紹介します。
・耐摩耗性
・クッション性
・抗ウイルス
・抗菌・防カビ
床面は特に汚れやすいところなので、上記4つのポイントに合わせて選択するのが良いでしょう。
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おしゃれさが増す「収納スペース」
車中泊で荷物をたくさん載せたい方は、収納スペースもこだわりたいところです。
収納スペースは、ベッドと一体化したものから引き出しタイプ、ラックタイプなど、豊富にあります。
形やサイズは、自分好みのものを選ぶのがおすすめですが、よりおしゃれにしたい方は内装の雰囲気に合わせたカラーで選ぶのが良いでしょう。
「LED」で照明もおしゃれ仕様に
ハイエースをおしゃれな車中泊仕様にしたい方は、天井に取り付ける照明もこだわりましょう。
車中泊でハイエースを使用する方は、標準の室内灯では味気なさが出てしまいます。
おすすめなのは、LEDライトを数個設置することです。
天井にLEDライトがあれば、日が落ちた後の車内をより快適に照らしてくれます。
「サブバッテリー」や「インバーター」があれば電化製品が使える
車中泊する方に意外と多いのが、「電化製品が使えたら…」という悩みです。
そこでおすすめなのが、サブバッテリーやインバーターを取り付けることです。
サブバッテリーやインバーターは、車に載せられるバッテリーなので、電子レンジや扇風機を使用したり、スマホやパソコンの充電も可能です。
また、車のエンジンを付けなくても使用できるので、夏の暑い時期にエンジンを付けたままエアコンをかけなくても使用できます。
さらに、車を走らせるだけで自動的に充電されるため、充電の手間がかかりません。
内装や外装をおしゃれにすることは大事ですが、機能面をより良くすると、快適さも上がります。
睡眠の質向上に!「ベッドキット」
車中泊する上で1番大切とも言えるのが、快適な睡眠スペースです。
ハイエースの床面は、フルフラットになるものの凹凸がなくなるわけではありません。
そこでおすすめなのが、ベッドキットです。
ベッドキットは、手軽に睡眠スペースを確保できる手軽なカスタムパーツです。
1面だけのものもあれば、3つのキットを合わせて取り付けるタイプなどがありますので、お好きなシーンに合わせて選択するのが良いでしょう。
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子どもがいるファミリーには「2段ベッド」がおすすめ
ハイエースは、大人2人横になれるほど広々とした空間が大きな魅力ですが、子どもがいるファミリーには、少し狭く感じることもあります。
そこでおすすめなのが、2段ベッドです。
こちらのカスタムパーツは販売されていませんが、イレクターパイプやインフレーターマットを使用しDIYすれば作成可能です。
簡単な方法に加えて、使わないときは片付けられるので、ファミリーで使用したい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
食事やリモートワークに便利な「フリップアップテーブル」
食事やリモートワークなど、車内での快適さを求める方は、フリップアップテーブルがおすすめです。
シートの後ろに手軽に設置できるので、あるととても便利です。
折りたたみ式のテーブルとなっているので、使用しないときは細かく折りたたんで収納もできます。
広いスペースで調理できる「スライドキッチン」
室内で調理すると臭いが気になってしまう方には、スライドして外でも使用できるスライドキッチンがおすすめです。
スライドするだけでキッチンスペースが確保できるので、手軽に調理したい方にもおすすめです。
スライド部分は収納もできるので、キッチン用品を入れて調理もしやすい仕様となっています。
「車載用冷蔵庫」があれば食材が保存できる
最近では車に載せられる、車載用冷蔵庫も販売されています。
車載用冷蔵庫は、クーラーボックスとは異なり、車の電源を使用して中のものを冷やせるので、車内泊で旅をしたい方や食品を冷たく保存したい方におすすめです。
ただし、常時電気が必要となるため、ポータブル電源やサブバッテリーを同時に装備する方が良いでしょう。
【もっと快適に!】ハイエースの車中泊に便利なグッズ9選
ハイエースで快適に車中泊するには、カスタム以外のあると便利なアイテムもあります。
ここからは、ハイエースの車中泊をもっと快適にできる便利グッズを紹介します。
遮光カーテン・目隠しシェード
遮光カーテンや目隠しシェードは、車内のプライバシーを確保し、外からの光を遮ることが
できる便利なアイテムです。
車中泊の際、外からの視線や街灯などの光が気になることがありますが、これらのアイテムを使えば、安心して休むことができます。
また、遮光カーテンやシェードは、外気温の影響を軽減する効果もあり、夏の暑い日差しや冬の寒さから車内を守る役割も果たします。
ポータブル電源
サブバッテリーやインバーターの取り付けが難しい方は、ポータブル電源を活用するのもおすすめです。
ポータブル電源は、持ち運びできるバッテリーなので、車中泊する際に非常に重宝します。
最近では、コンパクトなサイズや豊富な容量のものも発売されているので、目的に合わせて選択できます。
サイドバー
サイドバーは、ハイエースの天井に服や小物などをかけることができる、棒状の収納アイテムです。
室内空間が広いハイエースといえど、収納スペースには限りがありますが、天井部分は空間ができやすいです。
そこにサイドバーを取り付ければ、より収納できるアイテムを増やせます。
サイドバーを2本設置し、2つの間にネットを取り付けると、小物類を収納できるスペースができるなど、使い勝手の良いアイテムです。
防虫ネット
車内で過ごせるとはいえ、外からの空気も入れたいときは、防虫ネットを活用しましょう。
防虫ネットは、サイドドアもしくは後部ハッチを開いたまま使用でき、手軽に虫の侵入を防ぐことができます。
使用しないときは、巻き上げて収納もできるので、外に出たいときや道具を積載するときにも邪魔になりません。
スクリーンドア
スクリーンドアとは、ハイエースに付いている小窓を網戸仕様にできるアイテムです。
防虫ネットだとドアを開けなければならないため、就寝時に使用できませんが、スクリーンドアなら、小窓を開けるだけ住むため、防犯面でも安心できます。
夜間でも外気を取り入れながら、車内を快適に保つことができます。
ベンチレーター
車内の換気を手軽に行いたい方は、小窓や天井に取り付けられるベンチレーターがおすすめです。
ベンチレーターとは換気扇のことで、ハイエースに取り付ければ、車内にこもる嫌な匂いを瞬時にとってくれます。
注意点としては、電気が必要になることです。
エンジンを付けながら使用したくない方は、サブバッテリーやインバーターの設置も同時に行いましょう。
カーゴマット
ハイエースの車内の中でも、特に汚れやすいのが足元です。
特にキャンプや釣りをする方は、道具を汚れた地面に置くことが多いので、床面も汚れることが多くなります。
カーゴマットは、汚れや水から床面を守ってくれるアイテムです。
また、汚れたとしても洗い流すか拭き取りするだけで簡単に落とせるので、車内をきれいに保ちたい方におすすめと言えます。
寝袋・マット
車内泊は室内といえど、冬場の寒い時期は体が冷えやすいです。
そこでおすすめなのが、寝袋やマットです。
布団を使用して車内泊する方もいますが、思った以上にかさばります。
寝袋やマットであれば、収納時も小さくまとめられるので、収納する際の邪魔にもならずおすすめです。
充電式扇風機
充電式扇風機は、車中泊時に快適な空気の循環を保つための便利なアイテムです。
特に夏場や暑い季節は、車内の温度が上がりやすいため、扇風機があると心地よい風を感じながら過ごせます。
また、充電式なので、コンセントがなくても使用でき、電源を気にせずに使用できるのも魅力です。
まとめ
本記事では、ハイエースをおしゃれで快適な車中泊仕様にするためのアイデア10選と便利グッズをご紹介しました。
また、ハイエースが車中泊に最適な理由や、実際に車中泊仕様のハイエースを手に入れる方法についても解説しました。
ハイエースは、その広い室内空間とカスタマイズのしやすさから、多様な車中泊スタイルに対応できる車両です。
これから車中泊を楽しみたい方は、ぜひ今回のアイデアやグッズを参考に、自分だけの快適な車中泊ライフを実現してみてください。