ハイエースの人気はなぜ?愛される理由を徹底解説
トヨタ ハイエースは1967年の登場以降、国内はもちろん海外からも圧倒的に支持されているワンボックスカーです。
この記事では、ハイエースの基本情報や人気のある理由について徹底解説します。
是非最後までお読みください。
Contents
ハイエースの基本情報
ハイエースは1967年2月に初代が登場してから4度のモデルチェンジを経て、現行型の200系が5代目のモデルです。
デビュー当時のハイエースはトヨエースの小型版として注目されることになり、名前の由来は英語で「より優れた」「高級な」を意味する「High」と「第一人者」「切り札」を意味する「Ace」を組み合わせた造語です。
ここからは、そんなハイエースの基本情報を紹介していきます。
現行モデル200系
2004年に15年ぶりのモデルチェンジを果たした現行モデル200系は、現在19年目を迎えておりハイエース史上最も長いモデルとして活躍しています。
2007年、2010年、2013年とマイナーチェンジが施され、それ以外にも細かな一部改良がなされています。
人気グレードはハイエースバンのスーパーGLで、上質なインテリアや座り心地の良いシート、さらにはオートエアコンが搭載されるなど快適な車内空間を演出しています。
ハイエースの基本情報
ハイエースには、
・ハイエースバン
・ハイエースワゴン
・ハイエースコミューター
の3種類が設定されています。
それぞれで乗車定員が異なり、ハイエースバンはリアシートを折りたたむことができる2/5人乗りと3/6人乗り、9人乗りの設定があります。
ハイエースワゴンは10人乗り、マイクロバス型のハイエースコミューターは14人を載せることができます。
ハイエースのグレード構成
ハイエースのグレードはボディサイズごとに設定が異なります。
<ハイエースバン>
ハイエースバン | |||||
グレード | SUPER GL | DX | |||
ボディサイズ | ロング | ロング | スーパーロング | ||
ナンバー | 1ナンバー | 4ナンバー | 4ナンバー | 1ナンバー | 1ナンバー |
全長 | 4,695mm | 4,840mm | 4,695mm | 5,380mm | |
全幅 | 1,695mm | 1,880mm | 1,695mm | 1,880mm | |
全高 | 1,980mm | 2,105mm | 1,980/1,985mm | 2,240/2,245mm | 2,285mm |
荷室長 | 1,855〜3,000mm | 1,840〜3,000mm | 1,960〜3,000mm | 1,530〜3,000mm | 2,070〜3,540mm |
<ハイエースワゴン>
ハイエースワゴン | |||
グレード | GL | DX | グランドキャビン |
ボディサイズ | ロング | スーパーロング | |
ナンバー | 3ナンバー | ||
全長 | 4,840mm | 5,380mm | |
全幅 | 1,880mm | 1,880mm | |
全高 | 2,105mm | 2,285mm | |
荷室長 | 3,715mm | 3,525mm | 3,525mm |
<ハイエースコミューター>
ハイエースコミューター | |||
グレード | GL | DX | |
ボディサイズ | スーパーロング | ||
ナンバー | 2ナンバー | ||
全長 | 5,380mm | ||
全幅 | 1,880mm | ||
全高 | 2,285mm | ||
荷室長 | 4,250mm |
ハイエースはこんな方にも人気がある
ハイエースはどんな方に人気があるのでしょうか。
商用車としての需要は広く知られていますので、それ以外で近年高まっているハイエースの需要を紹介します。
アウトドア好きな方
ハイエースの高い積載性はアウトドア派の方にはぴったりのクルマです。
バーベキューコンロやテントなども楽々積み込むことができ、キャンプに出かけるには最適なクルマです。
車中泊をする際にも、フルフラットシートにベッドキットを組み合わせれば、快適な室内空間が実現できます。
ファミリーカーとして使う方
商用車のイメージが強かったハイエースですが、現在はファミリーカーとしてハイエースを購入する方も増えています。
ハイエースバンのスーパーGLとハイエースワゴンには、パワースライドドアがオプション設定されており、ミニバンのメリットである乗り降りのし易さも取り入れることができます。
さらに、生活環境の変化に合わせて室内空間をカスタマイズできるので、長く乗り続けることができます。
ハイエース人気の理由7選
ハイエースがこれほど、人気車種として支持されているのはなぜでしょうか?
ハイエース人気の理由を、7つの項目に分けて徹底解説していきます。
荷室が圧倒的に広い
ハイエースの魅力はその圧倒的な荷室の広さにあります。
最もコンパクトなハイエースバンの標準ボディタイプでも、運転席から後ろの荷室長は3mに及び、スーパーロングになると3.5mを超えてきます。
大型のミニバンでも荷室長は2〜2.3mほどで、ハイエースの積載性の高さが際立ちます。
大人数が乗れる
大人数を乗せて移動する機会がある方には、ハイエースがおすすめです。
大型のミニバンでも乗車定員は最大8人までですが、ハイエースバンなら最大9人、ハイエースワゴンなら10人まで乗車可能です。
さらに乗車定員を求めるなら、14人乗りのハイエースコミューターも選択できます。
カスタムパーツが豊富
ハイエースは広い車内とシンプルな設計をしているため、自分好みのカスタムを楽しむことができるクルマです。
ハイエースのカスタムパーツは、ベッドキットなどの実用的なものからドレスアップ用まで多岐に渡り、オリジナリティを存分に発揮することができます。
リセールバリューが高い
リセールバリューが高いのがハイエースの特徴で、購入を後押しするポイントの一つです。
クルマを購入する際は、販売価格や維持費だけでなく、買取価格も合わせて検討した方が良いでしょう。
中古車市場でも需要が高いので値が下がりにくく、海外でも非常に人気があるため、海外に販路を持つ買取店では特に高額査定になる傾向があります。
耐久性が高く長く使える
エンジンや足回りの構造がシンプルで故障が少なく、長く乗り付けることが可能です。
ハイエースは走行距離にその耐久性が表れており、20万kmを超えて走行していることも珍しくありません。
海外では50万km、100万km以上走行しているハイエースも存在します。
視線が高く真四角で運転がしやすい
サイズの大きさから運転が難しい印象を持つ方は多いですが、実際に運転してみるとそうではないことが分かります。
ボディが真四角であることで車幅感覚が掴みやすく、右左折時にも思い通りに操作することができます。
また、運転席が通常のクルマよりも高い位置にあり、広い視野の確保に役立っています。
2017年以降は安全装備も標準化
2017年以降の現行モデルでは、衝突軽減ブレーキに代表される「Toyota Safety Sense」が標準搭載されています。
2020年以降はさらに改良が加えられ、パノラミックビューモニターやパーキングブレーキサポートといった安全装備が追加されています。
ファミリーカーとしての需要の高まりは、こういった安全装備の充実も影響しています。
まとめ
ハイエースの人気の理由について解説してきました。
ハイエースは利便性と耐久性に優れているだけでなく、豊富なカスタムパーツでユーザーの要望を実現できる魅力的なクルマです。
さらに、売却する際には年式や走行距離の影響が少なく、査定が同条件の他車よりも高額になる傾向があります。
そういったリセールバリューの高さを持ち合わせている点も、ユーザーを惹きつける要因の一つでしょう。
ハイエースの購入を検討している方は今回の記事を参考に、自分好みのハイエースを見つけてみてください。