歴代ハイエースはどんなの?初代から現行モデルの魅力や特徴を徹底解説!

ハイエースは約20年間、人気を集め続けている車両です。
ロングセラー車であるハイエースの歴史について考えることではないでしょうか。
今回は、長い歴史を持つハイエースについてご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

ハイエースの歴史をご紹介

ハイエースの名前の由来は、トヨタエースからhigh(高級、優れた)とace(最高のもの)を組み合わせてつけられました。
ハイエースは元々、商用トラックとして利用されていたトヨエースの小型版として作られたのが始まりとなっており、バリエーションのひとつにワンボックスタイプも用意されています。
そのために、2代目まではトラックと一緒にモデルチェンジをしていましたが、3代目からはトヨエースの兄弟車として別のルートを歩んでいきます。

ハイエースは主に仕事で使用される車として知られていますが、特徴を活かしタクシーやバス、救急車など人を運ぶ車としても需要が高くなっています。また、仕事以外でもキャンプで使用されたり、自転車やバイクを運んだりとさまざまな用途で使用されている車となっています。

ハイエースの魅力

車内の広さ

ハイエースの最大の魅力は、車内が広いという点です。
荷室の全長は3mとなっており、横幅も1.5mと広くなっています。
ハイエースのモデルやシートアレンジにもよりますが他のミニバンと比べても2倍近く差があります。

例えば、仕事はもちろんアウトドアを楽しむ時や複数人で移動する時などはどうしても荷物が多くなると思います。
ハイエースの広さなら大抵の道具は積むことが可能となっています。

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高い耐久性

普通の乗用車の場合、走行距離10万km程度が走行寿命と言われています。
しかし、ハイエースの走行寿命はそれに当てはまらないことが多いです。

ハイエースの走行寿命が長い理由は、ハイエースに搭載してあるディーゼルエンジンという丈夫なエンジンをのせているからです。
ディーゼルエンジンにより、走行距離が10万kmを超えても問題なく走行できる場合が多くなっています。
また、走行寿命だけではなく耐久性を考えて作られたボディも長持ちする理由となっています。
ハイエースは、主に商用目的に作られており、実用性と耐久性に焦点が向けられているために丈夫なつくりとなっています。

売る時の価格が高い

ハイエースは、売却時の価格が高い車としても多く知られています。
車の売値は、その車にニーズがあるかないかによって変わってきます。

ハイエースはその点、中古でも欲しいという方が国内だけではなく海外でも非常に多いのでニーズがあると考えられます。
そのために、ある程度走行していても高く買い取ってくれます。

一般的な車の残価率は5年経つと30~50%と言われています。
しかしハイエースの場合は、残価率が50%前後になるのは9年後と言われています。

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自分好みにカスタマイズできる

ありのままでも十分活躍してくれるハイエースですが、自分好みに荷室をカスタマイズできるところも魅力の1つです。

例えば、自転車や釣りなどが趣味の場合に室内にホルダーを付けることで竿や自転車の収納をすることができます。
荷室を自分好みにカスタマイズできることにより、快適に車内を過ごすことができます。

ハイエースのカスタム内装についてはこちら

歴代のハイエースをご紹介

登場から50年以上がたっているハイエース。長い歴史を持つハイエースは、現在5代目のモデルとなっています。
ハイエースは、この50年でさまざまな進化をとげています。
ここでは、歴代のハイエースをご紹介していきます。

初代ハイエース

初代ハイエースは、丸い目で4灯のフロントマスクがかわいらしいデザインとなっています。

種類は4種類ありバン、ワゴン、コミューター、トラックとなっています。
(バンは3人乗りと6人乗り、ワゴンは9人乗り、コミューターは12人乗りと15人乗り)

発売した当初、ホイールベースは1種類だけでしたが、後にロングホイールベースを設定して15人乗りのコミューターが登場しています。

エンジンは、ガソリンで動く設定のみとなっており、足回りは現在同様、独立懸架方式のフロントとなっています。

2代目ハイエース

丸い目の4灯から丸い目の2灯に変更され、フルモデルチェンジが施されました。
発売した当初は、エンジンがガソリンのみでしたが後にディーゼルが設定されました。
ホイールベースは3種類あり、標準、ロング、スーパーロングとなっています。

ワゴンは、9人乗りか10人乗りとなっており、発売した当初は標準でしたが、10人乗りがロングホイールベースになりました。

後にマイナーチェンジにより丸い目が角目に変わり、1部のモデルにオートマやハイルーフ、エアコンなどの設定が追加されました。

3代目ハイエース

3代目では、バン、ワゴン、コミューターがモデルチェンジされ、トラックは2代目が継続されました。(トラックは1985年にボディをダイナと共有し、ワンボックスタイプと分離した形となっています。)

発売した当初は、丸い目の2灯でしたがマイナーチェンジをし、角目の4灯となりました。
この頃からハイエースの高級志向が強まり、一部のグレードでは電動のリクライニングシートが装備されたり、サンルーフを設定できたりと高級感や乗り心地を追求するようになりました。

4代目ハイエース

4代目のハイエースは、用途に合わせてボディサイズが設定できるようになりました。
この設定追加により、商用車だけではなくアウトドアレジャーなどでも活躍したモデルとなっています。

4代目も3代目同様高級感の追求により一部グレードでは、ソファーのような座り心地のシートやパワースライドドアを採用、クール&ホットボックスなどの装備が設定されるようになりました。

この時期にトヨタの人気車種アルファードが発売され、ワゴンのガソリン車は生産を終了しました。

5代目ハイエース

5代目ハイエースは、搭載エンジンが3種類、ボディが4種類となっており、用途や予算などに合わせて選ぶことができるようになりました。

貨物を運ぶ商用車だけではなく、バイクや車いすなどを移動させる車としても活躍しています。

また、車中泊キャンプやスノーボード、サーフィンといったアウトドアレジャーなどにも重宝されるようになりました。
現在ではハイエースが救急車のベースともなっています。

歴代のハイエースとスペックを比較

グレード 初代デリバリーバン 3代目標準バン 5代目DX
重量(kg) 1,130 1,240 1,930
全長(mm) 4,305 4,425 4,840
全幅(mm) 1,690 1,690 1,880
高さ(mm) 1,890 1,950 2,105
ホイールベース(mm) 2,350 2,295 2,570
排気量(cm3) 1,345 2,188 2,693
エンジン型式 3P L Diesel 2TR-FE

世界各地で活躍するハイエース

今やハイエースは世界各地で愛され、活躍している車となっています。
販売先は約150カ国以上で630万台以上を販売しています。

ハイエースは、人が多く乗れたり、荷物が多く積めることから、観光地などで送迎タクシーや輸送バスなどで多く使われています。

また、海外では耐久性も評価されており、長い距離を走っていたとしても「トヨタ製は丈夫で壊れない」から欲しいという方が多くいます。

また国内では、乗用車同様エアロパーツやバンパー、LEDライトなどを装備するといったカスタマイズを楽しめる車としても人気となっています。

まとめ

今回は、歴代のハイエースの魅力や特徴をご紹介してきました。ハイエースは50年以上の歴史があり、たくさんの人に愛されている車です。
年数を重ねるごとに高級感が増し、さらに新しい機能の追加など、より快適かつ便利に乗れるよう進化を遂げています。
またハイエースは、商用車として使用する車というイメージがありますが、デザイン性の高さやカスタマイズの自由さ、広さを活かしアウトドアレジャーなどの趣味で使われたり、大人数の送迎などで使われたり、乗用車としても使用されたりと活躍の場を広げています。

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