ハイエース200系3型の人気は?魅力や購入する際の注意点について解説
トヨタ ハイエースは、初代の発売から50年以上も経過するロングセラーの車種です。
その長い歴史の中で、さまざまなニーズに応えられるようにさまざまなボディタイプとグレードが展開されています。
今回は、そのトヨタハイエースの魅力の秘訣や購入する場合におすすめのグレードなどを詳しくご紹介いたします。
トヨタハイエースの購入を検討されている方はぜひ一度チェックしてみてください。
Contents
トヨタ「ハイエース」が絶大な人気を誇る理由と3型ハイエースの魅力は?
ハイエースは、商用利用が前提とされた設計・開発が行われておりますが、商用モデルという特性を活かしたプライベートユースなどにも対応できるようにさまざまな工夫が行われており、年々進化を遂げている車両です。
トヨタ「ハイエース」の人気の理由
発売から50年という長い歴史を持つハイエースの愛され続ける理由について解説していきます。
長年販売され続けており、その過程でさまざまな年次改良やモデルチェンジなどを行い、現在の地位を確立しています。
50年以上の歴史を持つ人気の秘訣
ハイエースは、初代モデルの登場は1967年で50年以上もの歴史があります。
1967年代は高度経済成長期の真っ只中であり、トヨタのハイエースは商用車という位置付けだけでなくワゴンやコミューター、トラック、バンなどのさまざまなラインナップを展開しており、多様なニーズに答える車として人気を集めました。
最大の魅力は広く車内環境でカスタムが充実
ハイエースが人気を誇る最大の魅力は、「カスタム性の高い広い車室内」と言えるでしょう。
広いだけではなく、さまざまな利用シーンに答えられるように使い勝手やカスタム性に磨きをかけており、その性能は年々向上しております。
さらに、ハイエースのすごいところは3人〜9人乗りなどさまざまな利用シーンに合わせてシートアレンジが可能なところです。
実用性と信頼性が高い
ハイエースは、広い車種というだけでなく実用性と信頼性を兼ね備えた一台であると言えます。
ハイエース200系は現行の救急車や消防の指揮車としても採用されるほどの信頼性があり、トヨタは独自の専用モデル「ハイエース ハイメディック」というグレードを展開するほどの需要があります。
また、現行モデルでは、TSS(Toyota Safety Sense)が標準搭載されておりパノラミックビューモニターやパーキングブレーキサポートといった安全装備が充実しています。
大型なボディでも簡単に運転できる
ハイエースは、スーパーロングボディなどがあるほど大柄な車体を活かしたセールスポイントが数多く存在しますが、「大柄な車は運転しにくい」などのイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、大型のボディにも関わらず最小回転半径は5.2mと乗用車並みの小回りのよさを実現しています。
また、乗用車と比べてボンネットが無い車体であるため前方はとても見やすく細い道でも簡単に運転することができます。
しかし、普通免許で運転できるのは乗車定員10名までです。
14名の乗車定員となるハイエース・コミューターを運転するには中型免許が必要となる点に注意しましょう。
リセールバリューが高い
ハイエースは、大型車両であり荷物を積載したり乗車定員も10人などエンジンパワーが必要となる車種であるため、燃費はそこまで高くありません。
しかし、ハイエースは商用利用をベースに設計されているため、20万kmや30万kmなどを走行できる車種であり、乗用車が10万kmで寿命を迎えることを考えれば、長寿命の車であると言えます。
そのため、プライベートユースであれば10年ほど利用してもまだまだ高額査定が期待できます。
3型ハイエースの魅力
現在のハイエース市場で、絶大な人気を誇る3型ハイエースの魅力についてご紹介します。
エンジン性能の向上
3型の魅力は、なんと言ってもディーゼルモデルに搭載されているエンジンが大幅に改良された点です。
燃費性能や遮音性が大幅に改良され、乗用車としての位置付けより高くなったと言えます。
エンジン性能は、走行時の快適性に直結する要素であるため車の重要指標の1つであると考えられます。
また、2型では不具合とされていた触媒問題も燃料噴射制御を変更することで大幅に改良されています。
これは、ディーゼルエンジンモデルだけでなくガソリンモデルでも改良されています。
イモビライザーの標準装備
イモビライザーは、従来の鍵のような物理的なロック機構だけでなく、鍵に埋め込まれた電子認証情報を車体側の認証情報と一致を確認するシステムです。
ハイエースでは、3型から導入されており防犯装置が強化されたことで盗難リスクが大幅に軽減されています。
ハイエース200系3型のボディサイズとナンバーは何種類あるの?
ハイエースは、大型な車格であるためグレードによっては、ナンバーの登録が通常とは異なる可能性があります。
これは、車検や自動車税の面での影響も多くありますが運転免許などにも影響を与える要素であり、ボディサイズとナンバーについて詳しく理解しておくことが重要です。
ボディは「バン」「ワゴン」「コミューター」の3種類ある
ハイエースには、大きく分けて「バン」「ワゴン」「コミューター」の3種類が存在します。
さまざまな利用用途に対応できるように、種類によってボディーサイズなども異なります。
特に、コミューターは乗車定員が14名となり普通免許では運転できないグレードとなります。
登録ナンバーは4種類ある
登録ナンバーは、車体サイズに合わせてバンタイプ(貨物車)では、4ナンバーまたは1ナンバーです。
ワゴンタイプ(乗員スペースと荷室の両立)は3ナンバー、コミューターは乗車定員が14名となるため2ナンバーとなります。
ハイエースはどの型式がおすすめ?
ハイエースの購入を検討するなら、2017年以降に販売されたハイエース100系 or 200系がおすすめです。
1977年に発売された2代目や1982年に発売された3代目は、現在も残っている車両が少なくコレクターズカーとされており、入手することすら難しい状況です。
また、2017年以降のモデルであれば走行性能や安全性能も拡充されており「バン」「ワゴン」「コミューター」の全てのボディタイプに標準装備されています。
安全性能や走行性能を重視される方には、2017年以降のモデルを購入するようにしましょう。
中古車で3型ハイエースを購入する際の注意点は?
ここからは、実際にハイエースを中古車購入する際に、注意したい点をご紹介します。
ハイエースは、商用モデルをベースに設計・開発されているため、走行距離の基準が一般車とは異なります。
以下で、具体的に解説していきます。
年式・走行距離のバランスを確認する
年式と走行距離は、どちらか一方が優れていればよいというわけではなく、両方のバランスがとても重要です。
その理由としては、年式が古い割に走行距離が少ない車両などの場合エンジンが劣化していたり、年式が新しいのに走行距離が多い車両は過酷な使用環境にあることが考えられるからです。
そのため、年式と走行距離のバランスを確認するようにしましよう。
事故歴やメンテナンス履歴を確認する
中古車の購入には、過去の事故歴や修復歴を確認するようにしましょう。
点検の頻度やメンテナンスが適度に行われているか、事故歴は無いかなどの情報は車両がどういった状況で使用されていたのかを見極める重要な要素となります。
車格に合わせた駐車スペースを確認する
ハイエースの一番の魅力は大きな室内空間ですが、大きな室内環境を有するため大柄の車体となってしまう点が、デメリットとして挙げられます。
大柄の車体は、自宅の駐車スペースに収まらない可能性も考えられるため、事前に購入予定のグレードの車体サイズを調べ、駐車スペースに収まるか確認しましょう。
まとめ
今回は、50年にも及び愛され続けるトヨタ ハイエースの魅力についてご紹介してきました。
トヨタ ハイエースは、多種多様なニーズに答えれるようにカスタマイズ性を極め、さまざまな改良が行われてきた、至るところに工夫がほどこされた1台となっています。
デメリットとしては、車体サイズが大きい点が挙げられますが、ボンネットが無いため前方の見通しがよいことや、最小回転半径が5.2mと乗用車並みであり、デメリットを感じさせない車両スペックがあります。
ハイエースは商用としてのイメージが強いですが、プライベートユースでも対応できる能力が高いので、ぜひ一度購入を検討してみてください。