20年落ちの古い車・ボロボロの車でも買取は可能!おすすめな売り方と高額査定のコツ

20年落ちの古い車・ボロボロの車でも買取は可能!おすすめな売り方と高額査定のコツ

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

「長く乗ってきた車を売りたいけど、年式も古くボロボロの車では値段がつくのか不安…」

「逆に引取り費用を取られるのではないか、こんな古い車を買い取ってくれるところはあるの?」という悩みを抱えていないでしょうか。

車の品質向上や整備技術の発達、路面状況の整備によって、1台の車に長く乗る方は年々増えています。

「10年落ち以上の低年式車は買取してもらえないのでは」と考えている方がいるかもしれません。

確かに、車の品質が上がり長く乗れるようになった現在でも「10年落ちになると車の価値は落ちる」という風潮は未だ根強く、普通の車買取店に持ち込んだ場合、低年式車は査定額が非常に低いか・値段がつかないことがあります。

しかし、20年落ち・走行距離20万キロ以上の車や修復歴車(事故車)でも、車の価値を見出せる売却先、つまり

  • 海外にネットワークを持つなど、古い車の買取に強い車買取業者
  • 廃車買取業者
  • 場合によってはディーラー下取り
  • 旧車(クラシックカー)専門業者

のような売却先を選べば買取してもらえるケースが多くあります。

例えば、古い車の買取専門業者として評価が高い「カーネクスト」「ソコカラ」の買取実績を見ると、20年落ち以上、走行距離20万キロ以上でも買取されている事例を発見できます。

カーネクストでの買取実績

カーネクストの古い車買取事例

※引用:カーネクスト

買取事例は車種別でも見ることができ、例えばソコカラに掲載されているホンダ・フィットやトヨタ・カローラの買取事例は下記のようになっています。

ソコカラの買取実績(ホンダ・フィット)抜粋

  • 2008年式・走行距離22万キロ:9.2万円
  • 2012年式・走行距離14.9万キロ:6.1万円
  • 2008年式・走行距離22万キロ:9.2万円
  • 2013年式・走行距離16万キロ:7.1万円

※引用:ソコカラ

ソコカラでのホンダ・フィットの車買取事例

ソコカラの買取実績(トヨタ・カローラ)抜粋

  • 2002年式・走行距離16.3万キロ:22.2万円
  • 2000年式・走行距離12.8万キロ:8.3万円
  • 2003年式・走行距離7万キロ:15.4万円
  • 1996年式・走行距離19万キロ:5.1万円

※引用:ソコカラ

ソコカラでのトヨタ・カローラの車買取事例

査定を依頼した先で「うちでは買取れません」「引取り費用がかかります」と言われたことがあったとしても、この記事の内容を参考に、あきらめずにチャレンジしてみましょう。

この記事では、ボロボロの車でも高く売るための方法や、なぜ古い車にもしっかりと値段がつくのかの理由を解説します。

車の平均使用年数を分析|実は長く乗られている車は多い

「古い車」といっても、人によってその基準はさまざまでしょう。5年乗ったら古いと感じる人もいるかもしれませんし、10年乗っているなら古いと感じる人もいますよね。

この記事では、主に下記のような特徴を持つ車を「古い車」として定義し、売却方法や高額買取のコツを説明していきます。

古い車の特徴

  • 10年落ち以上の車(特に15~20年落ちの車)
  • 走行距離10万キロ以上の車(特に走行距離15万キロ以上)
  • 修復歴のある車(事故車)
  • 水没車
  • 経年・使用に伴う内外装の傷みが激しい車
  • 長年放置されていた車や動かない車(不動車)
※ここでいう「〇年落ち」の年数とは、車が初登録された年度から計算されます。例えば初登録年度から15年経過すれば「15年落ち」となります。

製造された年度が基準ではないため、実際に公道で運転可能な状態になってからの年数である点に注意しましょう。

まず、実際世の中でどれくらい古い車が乗られているのか参考にみてみましょう。近年では、日本国内での車の使用年数は着実に伸びています。

以前は「新車登録から10年経過すると工業製品としての車の価値はガクッと落ちる」と考えられており、実際10年落ちを超えると車の買取額が大きく落ちる、という事例が多くありました。

しかし現在では、車の品質向上や整備技術の発展、路面環境の整備とともに10年以上同じ車に乗ることはごく普通、という状態になっており、この数年でもその傾向はさらに強まっています。

この現状について「平均使用年数(新車登録から抹消登録までの平均年数)」に関する具体的なデータをもとに解説していきましょう。

日本の車の平均使用年数の推移

一般社団法人 自動車検査登録情報協会(自検協)の最新データによると、令和6年3月末時点での乗用車の平均使用年数は13.32年となっています。この数字は年々わずかながら上昇傾向にあり、10年前の2014年の数値(12.64年)と比較すると半年近く長くなっています。

ちなみに、乗用車以外の平均使用年数は最新調査の2014年で貨物車は13.31年・バス(乗合車)は17.37年となっています。

以上のことからあくまで平均値ではあるものの、乗用車全体で1台を10年以上乗る方は決して珍しくないと考えると、ご自身の車もまだまだ売れそうだという実感が持てるのではないでしょうか。

乗用車全体 普通車 小型車
2014年 12.64年 12.97年 12.44年
2015年 12.58年 12.53年 12.28年
2016年 12.76年 12.85年 12.73年
2017年 12.91年 12.97年 12.87年
2018年 13.24年 13.24年 13.23年
2019年 13.26年 13.17年 13.31年
2020年 13.51年 13.53年 13.50年
2021年 13.87年 13.87年 13.87年
2022年 13.84年 13.61年 14.01年
2023年 13.42年 12.96年 13.64年
2024年 13.32年 12.75年 13.88年

※引用:自動車検査登録情報協会(車種分類は引用元にしたがう)

20年落ち・20万キロ以上でも売れるおすすめの売り方

では本題に戻って、古い車・ボロボロの車でも値段がつく売り方について解説します。

それにあたり、「古くてボロボロの車でもなぜ価値が付くのか?」を知っておくと納得感が増すと思います。

  •  海外での需要:特に東南アジアなどでは、日本の中古車に対する需要が高く、10年以上経過した車両でも人気がある
  •  パーツとしての価値:エンジンやトランスミッションなど部品単位での需要があり、それらを活用することで価値を生み出せる。
  •  資源(鉄スクラップ)としての価値:鉄やアルミなどの資源として価値があり、完全な無価値になることはない

この中でも特に高いのが「海外での需要」つまり、海外に輸出販売すること。そのため、海外に販路を持つ買取業者を見つけるのがもっとも有効な方法です。

海外にネットワークを持つ車買取業者に売る

まず、海外にネットワークを持つ大手車買取業者に売ることを検討してみてください。特に10年落ちまでの年式かつ自走できる車であれば、中古車としてマイナス要因も少なく買取が見込めます。

先ほどお伝えしたとおり、以前は「新車登録から10年経てば車の価値はなくなる」と言われていましたが、現在では10年落ちでも中古車として確かな需要があります。

実際にグーネットで人気車種の中古車在庫を調べてみても、10年落ち車両では極端に価格が下がることなく販売されていることが分かります(販売価格には車両価値に加え、オークション業者や中古車販売店の手数料等も加味されています)。

グーネットでトヨタ・プリウス(G/G LEDエディション/G ツーリングセレクション)を10年落ち車両で検索した例

グーネットでの中古車検索結果

※いんよ:グーネット

また1社への直接査定依頼だけでは、自社の販売ネットワークで需要が見込めず、値段がつかない可能性もありますし、「他社の見積がないなら比較もされないだろう」と足元を見られた査定額になるかもしれません。

しかし、1社ずつ地元の買取業者を探して査定依頼をするのはかなり面倒。その買取業者が海外に販路を持っているかも判断が難しいでしょう。

そこで複数社を効率的に比較する方法として「車一括査定」を利用するのがおすすめです。

車一括査定を利用すれば、海外に強い買取業者を比較できる

車一括査定の仕組み

車一括査定は、複数の車買取業者に査定依頼を一括でおこなえるサービスのです。車一括査定サイトから車両情報(車種・グレード・年式・走行距離など)、氏名や連絡先を入力し送信することで、車買取業者にあなたの車の査定依頼が届きます。

古い車で車一括査定に申し込むメリットは下記の4つです。

  1. 車両情報を確認した上で「買いたい」業者が手をあげてくる=査定額がつく可能性が高い
  2. 大手車買取業者だけでなく、パーツ販売に強い買取業者・廃車買取業者など幅広く査定依頼できる
  3. 複数の買取業者が競い合うことで、車が最高額で売れる
  4. 1件ずつ依頼する手間を省き、お手軽に査定依頼ができる

1,2のメリットがあることで、先ほどお伝えした「海外で強いネットワークを持っている」または「パーツ単位や鉄資源としての価値を見込んでいる」買取業者を選定できます。

車種や車両状態によっては、車一括査定をしても買取業者から査定の連絡がないことも残念ながらありますが、査定の連絡をしてくるということは「少なくともその車をお金に換えるあてがある」という期待が持てるからです。

複数社から実際に査定をしたいと連絡があった場合は、その結果を比較してもっとも高い値段をつけた買取業者に売るとよいでしょう。

車一括査定のおすすめは「カーセンサー」と「MOTA」

大変便利な車一括査定ですが、「車一括査定」と検索すると大変多くのサービスがヒットします。基本の仕組みは同じでも提携業者や同時依頼数など、サービスの中身は異なります。

大手の中でもおすすめは「カーセンサー」と「MOTA」の2つ。

この2社は車一括査定の中でも提携業者数が多く、特にカーセンサーは大手買取業者だけでなく特定の車種に強い中小買取業者や廃車買取業者、パーツ販売業者など幅広く提携しています。

カーセンサーは最大30社の買取業者に同時依頼できるため、古い車でも値段をつけてくれる業者を見つけやすくなるでしょう。

人気の車一括査定の提携業者数比較

  • カーセンサー:約700社
  • MOTA:1,200社以上
  • ズバット車買取:200社以上
  • ナビクル:100社以上
  • カービュー:300社以上

またMOTAはオークションと車一括査定を融合したようなサービスで、申込んだクルマの情報を元に最大20社が概算査定額を入札、価格上位3社のみが直接利用者へ連絡できるというシステムになっています。

仮に車一括査定を申込んで「買いたい/実際に査定したい」という業者が殺到した場合、電話が連続でかかってくることになりますが、MOTAの場合上位3社からの連絡に限定されるため、やり取りの手間が軽減できるでしょう。

>>カーセンサーで愛車の最高額をチェック

>>MOTAで愛車の最高額をチェック

車一括査定のおすすめについては下記記事で詳しく解説しています。

【2024年最新】車一括査定はどれも同じ?おすすめランキング徹底比較と利用のコツ

廃車買取業者に売る

海外に強い車買取業者を車一括査定で探した結果、値段がつかないことがあるかもしれません。その場合、廃車買取業者を利用するのをおすすめします。

廃車買取業者といっても、必ず廃車という選択肢になるわけではありません。低年式・走行距離が長くても適切に整備されてきた状態のいい車は、前述のように中古車として海外に輸出されることもあります。

ボロボロの車や低年式の車など古い車全般の買取に強く、中古車として値段がつかなかった車でも、海外でのネットワークやパーツ需要、鉄スクラップとしての資源価値を見込んで買取をしてくれます。

優良な廃車買取業者を選ぶ際のポイントは以下のとおり。特に不動車(動かない車)の場合、全国対応しているか・無料でレッカー(引取り)対応してくれるかは重要です。

  1. 買取実績が豊富
  2. 独自の海外販売ネットワークを持っている
  3. 無料査定に対応している
  4. 引取り費用が無料
  5. 全国エリア対応
  6. 必要な許認可を持っている

廃車買取業者が古い車でも高額買取をしてくれる理由

※引用ソコカラ

廃車買取業者では「ソコカラ」「カーネクスト」がおすすめ。

ソコカラ

「ソコカラ」は、豊富な海外ネットワーク(貿易相手国110カ国以上)や中間マージンをカットした自社オークションを活用することで、古い車でも高値買取が可能。自社配送網で配送コストカットし、買取額に還元しています。本田圭佑さんを起用したテレビCMでも知名度が上昇しています。

カーネクスト

「カーネクスト」も同様で、独自の海外販売網により、需要のある国への輸出・パーツ販売、資源としてのリサイクルによって古い車にも価値を生み出し、高額買取を実現しています。WBCの公式スポンサーで知名度も急上昇しています。

どちらも全国対応、電話一本・来店不要で査定から契約まで完結します。店舗に行く時間がない方、動かない車なので店舗に持ち込めない方も安心ですね。

動かない車でも、保管場所までレッカーで引き取りに来てくれます(引取り代無料です)。

ソコカラ・カーネクストの2社に直接査定依頼をして査定額を比較し、少しでも高く売れそうな方を選んでみましょう。

>>ソコカラで愛車の最高額をチェック

>>カーネクストで愛車の最高額をチェック

ディーラー下取りに出す

車一括査定・廃車買取業者でも値段がつかなかった車の場合、かつ新車の購入を検討している場合、ディーラー下取りを検討してみてください。

ボロボロの古い車でも下取りに出すことで、新車の価格を下げてもらえる可能性があります。というのもディーラーではブランドイメージの低下や際限ない値引き交渉を防止するため、値引き額には限度があります。

そこで下取り額を上げることで、実質値引きをするというケースが多いのです。

まったく値段がつかなかった車でもお金に替わると言えるため、もし新車購入予定するなら、ディーラーに下取りを申込んでみましょう。

クラシックカー(旧車)買取専門業者に売る

往年の名車、クラシックカーまたはヴィンテージカー(旧車)とよばれる車種は、販売終了から長い年月が経ってなお根強いファンを持つ車です。

時間とともに価値が上がることさえあるため、資産として所有する「クラシックカー投資」という言葉があるほど。

クラシックカーの定義はあいまいなものですが、例えば国産車だと有名どころで下記のような車種が名車と呼ばれています。

メーカー・車種 販売時期
トヨタ 2000GT 1967年~1970年
日産 スカイラインGT-R(ハコスカ) 1969年~1973年
ホンダ S800 1966年~1970年
マツダ コスモスポーツ 1967年~1972年
三菱 ギャランGTO 1970年~1976年
日産 フェアレディZ(S30) 1969年~1978年
スバル 360 1958年~1970年
トヨタ セリカ(初代) 1970年~1977年
ダイハツ コンパーノ 1963年~1969年
いすゞ ベレット1600GT 1964年~1973年
ユーノス(マツダ) ロードスター(初代) 1989年~1998年
日産 シーマ(初代) 1988年~1991年

クラシックカー専門の買取業者であれば、新車登録から20~30年経ったような車でも高値をつけてくれる可能性があります。

カーセンサーには、クラシックカー専門の買取業者も多く参加しています。クラシックカーの売却を検討しているなら、カーセンサーを優先的に利用してみましょう。

>>カーセンサーで愛車の最高額をチェック

20年落ちの古いボロ車が買取してもらえる3つの理由

先ほど、ボロボロの古い車でも、値段がついて買い取ってもらえる理由をお伝えしましたが、もう少し詳しく解説します。

  •  海外での需要:特に東南アジアなどでは、日本の中古車に対する需要が高く、10年以上経過した車両でも人気がある
  •  パーツとしての価値:エンジンやトランスミッションなど部品単位での需要があり、それらを活用することで価値を生み出せる。
  •  資源(鉄スクラップ)としての価値:鉄やアルミなどの資源として価値があり、完全な無価値になることはない

海外に需要があるから

1つめの理由は、東南アジアやアフリカなどの発展途上国や中東諸国で、日本産の中古車が大変人気で需要が高いことが挙げられます。

このような地域では、日本車は以下のように高い評価をされています。

  • 品質が良く故障が少ない
  • メンテナンス性が優れている
  • 燃費が良い
  • パーツの入手が比較的容易

日本のシビアな車検制度によって定期的なメンテナンスが行われているため低年式車でも十分実用に耐える品質を維持していることから、日本では古い車扱いでも、海外では高い需要があるわけです。

また四季の存在する国だからこそ日本車はさまざまな気候条件を想定して設計されており、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。

特にトヨタハイエース・ランドクルーザー、日産スカイライン、スバルインプレッサのような車種は、20年落ちの車両でも海外での需要が大変高く、買取額がつきやすい傾向にあります。

パーツとして価値があるから

車はボディ・エンジンやタイヤ・ホイール・カーナビなど、非常に多くのパーツから構成されています。

動く車としては需要がなかったとしても、「パーツ・部品の供給源」という使い途を持っています。例えば、同型の車が部分的に故障した際、直接修理するより部品ごと交換した方が安く済む場合があります。

しかし、メーカーが部品製造を修理していることは珍しくありませんし、ピンポイントで入手するのもコストや手間がかかります。

そんな時に古い車のパーツが価値を持ってくるわけです。

古い車のパーツが価値を持つ理由

  • メーカーが部品の製造を終了している場合でも、同型車のオーナーは修理用パーツを必要としている
  • 純正部品の在庫が少なくなると、中古パーツの需要が高まる
  • 一部のパーツは新品では高額なため、中古パーツの方が経済的

中古車パーツの中でも、特に以下のものは高い需要があります。

エンジン関連部品 ・エンジン本体
・トランスミッション
・各種センサー類
外装部品 ・ドア
・バンパー
・ライト類
内装部品 ・シート
・ダッシュボード
・カーナビ

このように、古い車でもパーツの供給元として買取価格がつく可能性があります。特に人気車種の場合はパーツ需要が高いため、より高額での買取が期待できます。

資源(鉄スクラップ)として価値があるから

動く車として値段がつかなかった車でも、廃車にしてスクラップにするという選択肢があります。

普通乗用車1台から得られる鉄スクラップの重量は約800kg~1,000kgにもなります。これらの鉄スクラップは製鉄所で溶解され、新しい鉄鋼製品の原料として生まれ変わります。

鉄スクラップの相場は市況によって変動しますが、1kgあたり20円~40円程度で取引されることが一般的。つまり、1台の車から

  •  最低でも16,000円(800kg×20円)
  •  最高で40,000円(1,000kg×40円)

程度の価値を生み出すことができます。

車には鉄以外にも、アルミニウムや銅、プラスチックなど様々な素材が使われています。これらの素材も適切に分別することで、リサイクル資源として価値を持ちます。

古い車を少しでも高く売る方法

ここまで、ボロボロの古い車でも値段がつくようにするおすすめの売り方や、古い車に価値がつく理由を解説してきました。せっかく車を売るなら1円でも高く売りたいものですよね。。

車を高く売るなら車一括査定を利用して複数社で比較することが重要なのはお伝えしましたが、他にも知っておいた方が良いポイントがあります。

  • おおまかな買取相場を把握する
  • ボディのキズや凹みは無理に直さない
  • 可能な範囲で車内の掃除や消臭をしておく

おおまかな買取価格を把握する

複数社の査定額を比較することで適切な査定額かどうかをある程度把握することはできますが、できれば事前に愛車の買取相場を把握しておきましょう。

査定相場より安い価格を提示されたときに、足元を見られていないかどうかを察知することができます。

また買取相場が分かるサイトの中には匿名・個人情報入力なしで利用できるものがあります。相場を調べたら個人情報を把握され営業を受ける、などはありませんので安心して利用できると思います。

下記記事では、匿名で利用できる車買取相場サイトと利用方法を紹介しています。

車買取相場が匿名・個人情報なしでわかる!便利サイト14選と利用方法

注意点としては、車種・年式・走行距離・(指定できれば)グレードは必ず実際の車両に合わせるようにしましょう。これらは査定額を左右する基本的な要素ですので、買取相場の結果がかなり変わってきます。

キズや凹みは自分で無理に直さない

古い車を売る場合にありがちなミスとして、目立つキズや凹みを無理に自分で直そうとしてしまうことです。

どうしても長年の使用にともなうキズや凹みは目立つため、自力で補修した方が査定額が上がるのでは?と思うかもしれません。しかしこれは大きな誤解で、車についたキズや凹みは無理に直さないほうが結果的に費用が抑えられる場合が多いのです。

キズや凹みを直したことによる査定額のアップ度合は実はそこまで多くなく、再修理・再塗装の方が高く付くことも珍しくありません。

筆者の親戚のエピソードで、10年乗ってきたSUVを売却する際にボディの擦れキズが気になったため、補修キットを購入し直そうとしたところ逆にコーティングが剥がれてしまい、外装の評価が下がってしまったという話がありました。

経年劣化として仕方ないものと割りきり、特に手を加えずそのままにしておきましょう。

可能な範囲で車内の掃除や消臭をしておく

キズや凹みは触らない方が良い一方で、車の美観はなるべく良くしておいた方が査定額アップに貢献する可能性があります。

査定前に、掃除機でシートや足元のゴミを取る、消臭スプレーを使うなど、少しでも綺麗に見えるようにしましょう。

査定員に「この車は古いけど大切に乗られてきたようだ、メンテナンスもしっかりされているだろう」というプラスの印象を与え、査定額が上がる場合があります。

古い車だからこそ、長期間どのように乗ってこられたのかの印象が左右する部分は大きくなってきます。

逆にゴミや掃除して取れるレベルの汚れが目立つ状態で査定に出してしまうと「ちゃんと動く車のようだが、あまり丁寧に乗ってこなかったようだ。雑な管理によるトラブルがあるかもしれない」とマイナスなイメージを持たれる可能性があります。

まとめ

  • 今は1台の車を10年以上乗ることは普通で、価値が極端に落ちることはない
  • 20年落ちのようなボロボロの車でも、海外への輸出・パーツ供給・鉄スクラップなど価値がつく
  • 古い車でも値段がつくおすすめの方法は「車一括査定」で海外に強い買取業者に売ること
  • 車一括査定のおすすめは「カーセンサー」と「MOTA
  • 動かない車や査定額がつかなかった車は廃車買取業者に売るのがおすすめ
  • 廃車買取業者のおすすめは「ソコカラ」「カーネクスト
  • クラシックカー(旧車)は旧車専門の買取業者に売る方法もある

 

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