プロボックスの燃費はどのくらい?自家用車としても使用できる理由も解説!

商用車としておなじみのプロボックスですが、燃費の良さや積載力の高さから、自家用車としても人気を集めています。

しかし、具体的な燃費性能や、日常使いに適しているのか気になる方も多いでしょう。

本記事では、プロボックスの燃費について詳しく解説し、さらに自家用車としての実用性についても掘り下げていきます。

燃費の良い車を探している方は、ぜひ最後まで読んで、プロボックスの魅力をチェックしてみてください。

プロボックスの燃費

プロボックスには「ガソリン車」と「ハイブリッド車」の2種類があり、それぞれエンジン仕様が異なります。

ガソリン車は1.3Lエンジンと1.5Lエンジンがあり、ハイブリッド車には1.5Lエンジンのみとなっています。

ここでは、プロボックスのガソリン車とハイブリッド車の燃費について見ていきましょう。

ガソリン車

先述した通り、ガソリン車は「1.3Lエンジン」と「1.5Lエンジン」から選択できます。

それぞれの燃費性能は以下の通りです。

エンジン 1.3L 1.5L
グレード G F G
燃費(WLTCモード) 16.6km/L 7.2(14.6)km/L

※()は4WDです。

ガソリン車の燃費は、燃費性能は14.6〜17.2km/Lと、決して最高レベルとは言えませんが、競合車と比べると十分に優れた数値です。

ハイブリッド車

プロボックスのハイブリッド車は、すべて2WD仕様で、3つのグレードから選択できます。

エンジン 1.5L
グレード F GL GX
燃費(WLTCモード) 22.6km/L

燃費性能は22.6km/Lと、同じ1.5Lエンジンであるアクアやヤリスのハイブリッド車と比べると、低い数値に感じますが、それでも十分に優れた性能を誇ります。

また、プロボックスの燃料タンク容量は他のコンパクトハイブリッド車よりも大きいため、一度の給油でより長い距離を走行できます。

ディーゼル車

かつてプロボックスにはディーゼル車も存在しましたが、2007年9月に生産が終了しました。

当時の日本国内では、ディーゼル車は環境に悪いイメージが先行しており、人気がありませんでした。
そのため、発売から5年後に廃止されることが決まりました。

なお、ディーゼル車の燃費性能は、10・15モードで23.0km/Lを誇り、ハイブリッド車よりも優れています。

プロボックスの走行性能

ここまで、プロボックスの燃費性能について紹介してきましたが、燃費が気になる方の中には走行性能についても知りたい方も多いと思います。

ここからは、プロボックスの走行性能を、ガソリン車とハイブリッド車に分けて紹介していきます。

ガソリン車の走行性能

プロボックスのガソリン車は、商用車らしい積載力の高さを持ちながらも、安定した走行性能と静かな乗り心地を備えています。

また、最小回転半径は4.9mと取り回しも良く、細い道やUターン時、駐車時も楽に行えます。

そのほかの機能には、「アイドリングストップ機能(2WD1.5Lエンジン)」や、「Vフレックスフルタイム4WD(4WDモデル)」などが搭載されており、環境にも優しく、悪路走行も得意としています。

ハイブリッド車の走行性能

ハイブリッド車は、優れた燃費性能のほかに力強い加速性や快適な乗り心地が特徴です。

エンジンとモーターの2つの機動力が合わさることで、スムーズな発進・加速を実現しています。

また、走行状況に合わせてエンジンとモーターを動かしてくれるので、環境に優しい走行が可能です。

運転時は3つのドライブモードから選択でき、「通常ドライブモード」のほかに、「エコドライブモード」や「EVドライブモード」など、走行シーンや燃費性能を考慮して使い分けることが可能です。

燃費以外のプロボックスの特徴

プロボックスは、優れた燃費性能や走行性能だけでなく、他にも魅力ポイントが豊富にあります。

ここからは、燃費以外のプロボックスの特徴を紹介していきます。

過ごしやすい居住空間

プロボックスは商用車らしく、人が長時間乗っても疲れさせない機能が豊富に備えられています。

運転席には、リクライニングとスライド機能のほかに、シートの上下を調整できる「シート上下アジャスター」を搭載。

高さを調整できることで、ドライブ中の視認性が高くなり、ドライバーの疲労を軽減することができます。

また、後部座席からラゲッジルームには、紫外線を約9割カットしてくれる「UVカット機能付プライバシーガラス」も備えられており、搭乗者のほかに荷物のことも考えられて設計されています。

優れた収納力

プロボックスは、商用車ならではの優れた収納力も魅力の一つです。

乗車人数 荷室長×荷室幅×荷室高(mm) 荷室容量
ガソリン車 2名時 1,810×1,420×935 400kg
5名時 1,040×1,415×935 250kg
ハイブリッド車 2名時 1,810×1,420×935 350kg
5名時 1,040×1,415×935 200kg

ガソリン車とハイブリッド車のラゲッジスペースは同じサイズで、2名乗車時は1,810mm×1,420mm×935mm、5名乗車時は1,040mm×1,415mm×935mmと、大容量の荷物を収納可能です。

手に入れやすい価格帯

プロボックスは、100万円台から購入できる低価格なところも魅力です。

エンジン 駆動方式 車体価格(税込)
G ガソリン車 1.3L 2WD 152.9万円
1.5L 2WD 170.8万円
1.5L 4WD 187万円
F ガソリン車 1.5L 2WD 177.7万円
1.5L 4WD 193.9万円
ハイブリッド車 1.5L 2WD 205.2万円
GX ハイブリッド車 1.5L 2WD 182.8万円
GL ハイブリッド車 1.5L 2WD 200万円

維持費も安い

プロボックスは、商用車にあたるため、普通自動車よりも自動車税や自動車重量税が低くなります。

同じ排気量と車両重量で比較してみると、以下の表のようになります。

自動車税 自動車重量税
プロボックス 14,300円 5,200円
普通自動車 30,500円 12,300円

※すべて1年間の料金です。

自動車税は16,200円、自動車重量税は7,200円の差額があり、維持費はプロボックスの方が安いことがわかります。

キャンプや車中泊で使用する方も増加

最近では、プロボックスをキャンプや車中泊など、アウトドアで使用する方が増加しています。

優れた収納性や過ごしやすい居住空間など、アウトドアにぴったりな条件が満たされています。

さらに、SUVやハイエースといったアウトドア向けの車と比べても、手に入れやすい価格帯であることも人気の理由の一つです。

燃費が良く維持費を抑えられるため、アウトドア初心者にもおすすめです。

商用車でありながらも乗り心地は悪くない

プロボックスは商用車として設計されていますが、乗り心地は意外にも快適です。

特にハイブリッド車は、ガソリン車と比べて「ばね上制振制御機能」が搭載されており、比較的ソフトな乗り心地となっています。

また、あらゆる環境での運転を考慮した設計となっており、ハンドリングも非常にしやすくなっています。

耐久性が高い

プロボックスは、車の骨組みやパネルの配置を工夫することで、軽くても頑丈なボディを実現し、長く使い続けられる耐久性の高さが魅力です。

また、床やシートには防水性・耐汚性に優れた塩ビ素材を使用しているため、汚れや水濡れにも強く、アウトドアやレジャーでも活躍します。

自家用車にするなら最上級グレードがおすすめ

プロボックスは、4種類のグレードから選ぶことができますが、最上級グレードである「Fグレード」が特におすすめです。

Fグレードは、ガソリン車とハイブリッド車から選べ、ほかのグレードと比べても乗用車に近い装備品が初めから備えられています。

・キーレスエントリー
・集中ドアロック
・ドアミラーの電動格納
・リアワイパー装備
・リアシートにヘッドレストを装備
・シートのクッション性アップ
・全席パワーウインドウ装備

上記の中でも、「リアシートのヘッドレスト」「シートのクッション性アップ」「全席パワーウインドウ装備」は、Fグレードにしか搭載されていません。

価格も177.7〜205.2万円と、ほかのグレードと比べても20万円程度の差額なので、選択するならFグレードがおすすめと言えるでしょう。

プロボックスは毎年車検があることに注意が必要

プロボックスは商用車の中でも小型貨物車に分類されるため、車検は新車登録から2年後、以降は毎年受ける必要があります。

車検費用は消耗品や交換パーツによって異なりますが、約4万円程度が必要となります。
これにより、普通自動車と比較して維持費が高くなることがあります。

また、毎年の車検が手間に感じる方もいるかもしれません。
ただし、自動車税や重量税が安いため、総合的に見れば維持費の負担は少ないといえるでしょう。

まとめ

この記事では、プロボックスの燃費や走行性能、その他の特徴について紹介しました。

プロボックスは優れた燃費性能、安定した走行性、そして実用的なデザインが魅力の車です。
商用車としての耐久性の高さに加え、広い荷室やシンプルな内装はアウトドアやレジャー用途にも最適です。

維持費も比較的安く抑えられるため、コストパフォーマンスに優れた一台を探している方に特におすすめです。
ぜひ、自分のライフスタイルに合わせた選択を検討してみてください。

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