プロボックスとサクシードの違いとは?それぞれのスペックや特徴を比較して紹介

トヨタのプロボックスとサクシードは、商用車として高い人気を誇る兄弟車です。
しかし、「どちらを選べばいいのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、プロボックスとサクシードの違いを比較し、それぞれの特徴やスペックについて詳しく解説します。
どちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

プロボックスのスペックと特徴

ボディサイズ

(全長×全幅×全高)

4,245×1,690×1,525(mm)
荷室サイズ

(荷室長×荷室幅×荷室高)

2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)
車体重量 1,090kg~1,170kg
ナンバー 4ナンバー
エンジン・排気量 直列4気筒1.3Lガソリン

直列4気筒1.5Lガソリン

直列4気筒1.5Lハイブリッド

駆動方式 2WD・4WD
燃費 14.6〜22.6km/L

トヨタのプロボックスは、仕事にもプライベートにも活用できる高い実用性を誇る車です。

1.3Lエンジンは低中速のトルクが向上し、高速域でもスムーズな走りを実現します。
1.5Lエンジンは力強い加速性能を発揮し、安定した運転が可能です。

さらに、高性能サスペンションで積載時でも操縦性が損なわれません。

収納面も充実しており、スマホや小物を整理できるマルチホルダーや、ノートPCが置けるインパネテーブルなど、仕事の効率を高める工夫が満載です。

サクシードのスペックと特徴

ボディサイズ

(全長×全幅×全高)

4,245×1,690×1,525〜1,530(mm)
荷室サイズ

(荷室長×荷室幅×荷室高)

2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)
車体重量 1,090kg~1,170kg
ナンバー 4ナンバー
エンジン・排気量 直列4気筒1.5Lガソリン
駆動方式 2WD・4WD
燃費 15.8〜18.2km/L

トヨタのサクシードは、営業や業務用途に最適なビジネスバンです。

広い荷室と快適な運転環境が特徴で、長時間の運転でも疲れにくいサポート性の高いシートが採用されています。

運転席は高めの着座位置で視界が広く、疲れにくい設計です。

また、リッター紙パックが入るドリンクホルダーや、PC作業に便利なインパネテーブルなど機能性も充実しています。

低燃費性能にも優れ、コストを抑えながら効率的に走行できる実用性の高い1台です。

プロボックスとサクシードの違い

実際、プロボックスとサクシードは、ほとんど違いがありません。
サクシードは、2014年に実施されたマイナーチェンジで、外観や装備がプロボックスとほぼ同一になったためです。

さらに、2020年にはサクシードの生産が終了し、現在はプロボックスに統一されています。

そのため、現在の2車種を比較しても、大きな違いは見受けられません。

ただし、2014年以前のモデルには、サイズや仕様にわずかな違いがあります。
以下で解説していきます。

サイズの違い

先述した通り、2014年以降は2車種ともサイズや外観に違いはほとんどありません。

ここでは、プロボックスの現行モデルと、完全統一される前のサクシードのサイズを見ていきましょう。

ボディサイズ

ボディサイズ(全長×全幅×全高)
プロボックス 4,245×1,690×1,525(mm)
サクシード 4,245×1,690×1,525〜1,530(mm)

上記の表のように、統一される前のボディサイズは、ほとんど変わりません。

しかし、以前のサクシードのモデルでは、全長が105mmほどプロボックスより長く、それに伴って最大積載量も50kg程度多くなっていました。

荷室サイズ

荷室サイズ(全長×全幅×全高)
プロボックス 2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)
サクシード 2名時 1,810×1,420×935(mm)
5名時 1,040×1,415×935(mm)

現在のプロボックスと完全統一される前のサクシードの荷室サイズは、同じサイズです。

こちらも2014年以前のサイズであれば、サクシードの方が15〜20mmほど長く、それに伴って積載量も50kg程度多くなります。

エクステリアの違い

エクステリアに関しても、完全統一されたことで、バックドアに記載される車名シールのみしか違いはありません。

2014年以前のモデルでは、以下の箇所に違いがありました。

・ヘッドライトとフロントグリルの繋がり
・コーナーバンパーの長さ
・ドアサッシの色
・テールランプの形状
・バックランプの位置
・バックドアのガーニッシュの有無

インテリアの違い

インテリアも2014年以前のモデルでは、大きな違いがありました。

異なる箇所は以下の通りです。

・ハンドルの装飾
・ヘッドレストが一体型か分離式
・後部座席のクッション性

2014年以前のモデルのインテリアは、サクシードの方が優れており、ハンドルにメッキ塗装が施されていたり、後部座席のクッション性が優れていたりしました。

後席の倒し方の違い

2014年以前のモデルでは、後席の倒し方にも異なる点があります。

プロボックスは、バックレストを前倒しにするだけのタイプですが、サクシードは前倒ししてから座面を持ち上げて格納する2アクションタイプです。

これは、サクシードの座席の方がクッション性が高く厚みがあるためです。

排気量の違い

エンジン・排気量
プロボックス 直列4気筒1.3Lガソリン

直列4気筒1.5Lガソリン

直列4気筒1.5Lハイブリッド

サクシード 直列4気筒1.5Lガソリン

排気量には、少し違いがあります。

プロボックスは、1.3Lと1.5Lの2つのガソリン車と、1.5Lハイブリッド車から選択できるのに対し、サクシードは1.5Lガソリンからしか選べません。

装備品の違い

プロボックスとサクシードの標準装備を比較したところ、基本的な装備に大きな違いは見られませんでした。
どちらも実用的な装備がしっかりと揃っており、商用車として十分な機能性を提供しています。

しかし、アイドリングストップ機能のみプロボックスの2WDの1.5Lガソリン車のみ装着されており、燃費効率をさらに高めることができます。

価格の違い

車両価格
プロボックス 152.9〜205.2万円
サクシード 129.5〜171.5万円

価格に関しては、サクシードがプロボックスよりも約20〜35万円ほどお手頃な価格設定となっていました。
しかし、既にサクシードは生産終了しており、現在ではプロボックスに完全に統一されています。

そのため、購入後の維持費や部品の入手について考慮すると、今後長期的に安心して使えるのはプロボックスの方と言えるでしょう。

サクシードの部品やサービスが手に入りにくくなる可能性があるため、将来的なリスクを避けるためにも、プロボックスの購入を選ぶ方が賢明かもしれません。

プロボックスとサクシードどちらがおすすめ?

ここまでプロボックスとサクシードの違いについてご紹介しましたが、まだ決断に迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、各車種に適した使用シーンをご紹介したいと思います。

仕事や趣味で使用したいならプロボックス

仕事や趣味で使用するなら、プロボックスが特におすすめです。

プロボックスは、サクシードにはないハイブリッドエンジンが搭載されており、燃費性能に優れています。

また、シンプルな内装設計により、大量の荷物を積み込んでも安心して使用できます。

そのため、仕事で多くの荷物をたくさん載せる方や、アウトドアや趣味に活用したい方におすすめと言えるでしょう。

ファミリーならサクシード

サクシードは、プロボックスよりも全長や荷室サイズが大きくなります。

そのため、ゆったりと快適に過ごせるため、ファミリーでのお出かけに最適です。
また、シートの質感やクッション性が優れており、長時間のドライブでも快適に過ごせる点が魅力です。

まとめ

本記事では、プロボックスとサクシードの違いについて紹介してきました。

プロボックスとサクシードは、2014年のマイナーチェンジに伴い、サイズや装備品などがほぼ同じになりましたが、2014年以前のモデルには、ボディサイズや積載量、室内のデザインに違いがありました。

もし、プロボックスとサクシードの選択で迷っているなら、本記事を参考に最適な選択をしてくださいね。

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