ハイエースのバッテリーの場所はどこ?交換方法などについて解説
ハイエースのバッテリーの場所はどこ?交換方法などについて解説
ハイエースのバッテリーは自分で交換できるということをご存知でしょうか?
自分で交換したい場合、どこにあるのか、手順はどうすればいいのかわからない方が多いと思います。
そこで今回は、ハイエースのバッテリーの場所や交換方法、バッテリー上がりの予防方法について解説します。
自分でバッテリー交換をしてみたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
ハイエースのバッテリー場所はココ!
ハイエースのバッテリーの場所や交換のタイミング、交換するときに必要な工具について説明します。
ハイエースのバッテリーの場所は?
ハイエース(200系)のバッテリーは「助手席の下にあるエンジンルーム」にあります。
ただ一口にハイエースと言っても、ハイエースバン、ハイエースワゴン、ハイエースコミューターの3タイプに各年式、各グレードなど、その種類は実に多種多様です。
その中でも、今回のハイエースは「ハイエースバン 200系」となっています。
ハイエースのグレードなどにより、バッテリーの種類がなども異なってくるため「同じハイエースだから」というだけの理由で、別モデルや別種のハイエースで誤ったバッテリー交換を行わないよう、自分のバッテリーの種類をきちんと確認しておきましょう。
バッテリー交換の目安
ハイエースのバッテリー交換目安は、3年~4年です。
標準車とハイブリット車は保証期間も3年ですが、アイドリングストップ車のみ保証期間が2年となっています。
バッテリー交換に必要な工具とは
バッテリーを交換するのに必要な工具は、「10mmレンチ(スパナ)やソケットレンチ」です。
その他に、専門的な工具などは必要ありません。
ネットやホームセンターで手軽に購入できるので、自分でも手軽に交換できます。
ハイエースのバッテリー交換手順【8ステップ】
ハイエースのバッテリー交換を自分で交換する場合の手順を説明します。
エンジンを停止させ、助手席のカーペットを捲る
バッテリーを交換するときは、安全のため必ずエンジンを止めてから行いましょう。
ハイエースのバッテリーは助手席下のエンジンルームにあるため、助手席のカーペットをめくりストッパーを解除する必要があります。
エンジンルームカバーのストッパーを解除する
エンジンルームカバーのストッパーは、助手席のセンター付近とドア側の2箇所あるため両方を解除してください。
エンジンルームカバーが落ちないように固定する
ストッパーを解除したあとは、助手席サイドにあるフロアを持ち上げます。
フロアを持ち上げたあとは、助手席シートの座面側面にある留め具を使い、フロアをBセラーにしっかりと固定しましょう。
プラス端子のカバーを外す
プラス端子には安全防止のためにプラスチック製のカバーが付いているため、カバーを引き上げて外します。
バッテリー端子の電極を外す
バッテリー端子を外すときに注意することは、必ず「マイナス端子」から外すことです。
マイナス端子を外すことにより、車両への電力供給は絶たれます。
ナビやオーディオ設定が初期化される場合もあるため、事前に設定を控えておくといいでしょう。
マイナス端子を外したあとにプラス端子を外しますが、ボディの金属部分とレンチ(スパナ)を接触させてはいけません。
プラス端子とボディが接触してしまうと、火花が発生し事故が起きる可能性があります。
バッテリを固定しているステーのボルトとナットを外す
バッテリーと車両を固定しているステーを外します。
ステーの手前に付いている長いボトルも必要ないため外してください。
ボルトやナットは小さい部品ですので、なくさないように注意が必要です。
バッテリーを外し新しい部品を取付する
古いバッテリーを取り外し、説明してきた逆の手順で新しいバッテリーを組み立てていきます。
新しいバッテリーを取り付ける際は、プラス端子から止めるようにしてください。
ハイエースのバッテリー上がりを予防する3つの対策方法
ハイエースのバッテリーを長持ちさせるには、バッテリー上がりを予防することが大切です。
バッテリー上がりを予防するにはどうすればいいか対策法を3つ説明します。
電気の消費を控える
オーディオ機器やエアコンは電気をたくさん消費するため、使いすぎるとバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリー上がりの原因として一番多いのは、ライトの消し忘れだとされています。
走行中は電気が充電されているため問題ありませんが、車を降りると充電されなくなり電気が消費し続けられバッテリーが上がってしまいます。
またライトの消し忘れと同等にバッテリー上がりの原因として多いのが、エアコンのつけっぱなしです。
エンジンを止めた状態でエアコンを使用していると電力が消費されていきバッテリーが上がるので気を付けましょう。
電気を十分に溜めること
車に充電がない状態で電力を消費してしまうと、電力不足でバッテリーが上がります。
そのため車をあまり使わない場合であっても、週に30分以上は走行し車に電気を溜めておきましょう。
バッテリーのマイナス端子を外す
長期間、車を使用する予定がない場合はバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。
マイナス端子を外すと電力の供給が止まるため電気を消費しなくなります。
ナビや時計などは使用していない期間も電力を消費するので防いでおきましょう。
自分でハイエースのバッテリー交換ができない場合
誰もが自分でハイエースのバッテリーを交換できるわけではありません。
外出時や自分で対処できる器具がないときにバッテリーを交換しなくてはいけない場合、どうすればいいかご紹介いたします。
レッカーサービスを利用する
安全に対処する場合は、ロードサービスを呼ぶことをおすすめします。
素人が対処すると事故につながる可能性もあるため、自分で交換する自信のない方は専門業者に任せるのが一番です。
自動車保険によっては、無料でロードサービスを呼べる保険もあるため、自分の自動車保険を見直してみるといいでしょう。
ジャンプスタートを使用する
ジャンプスタートとは、ブースターケーブルを使い救援車に電力を分けてもらう方法です。
近くに救援車がいない場合は、ロードサービスを呼びましょう。
ジャンプスタートのやり方は以下の手順です。
①バッテリー上がりを起こしたバッテリーのプラス端子に赤いケーブルをつなぐ
②赤いケーブルの片方を救援車のプラス端子につなぐ
③黒いケーブルを救援車のマイナス端子につなぐ
④もう片方の黒いケーブルをバッテリー上がりを起こした車につなぐ
※ガソリン車の場合は、バッテリーから離れた未塗装の金属部分につなぐ
※ディーゼル車の場合は、バッテリーから離れた位置にカバーがあるのでカバーを外してつなぐ
⑤まずは救援車のエンジンをかける。5分程度高めの回転で充電する。
⑥救援車のエンジンは切らずに、バッテリ上がりの車のエンジンをかける
⑦上記とは逆の手順でバッテリーにつないだケーブルを外していく
つなぐ端子や位置を間違えると火花が散り、事故の原因になるので間違えないようにしましょう。
まとめ
手順をしっかり学べば、自分でハイエースのバッテリーを交換できるようになるため、知識を身に着けておくと便利です。
自分でバッテリーを交換することで、業者に依頼するよりもコストを抑えることもできます。
しかしやり方を間違えると事故にも繋がりかねないため注意が必要です。
バッテリーの消費を抑えるためにも、電気の消費を抑えるなどバッテリー上がりにならないように気を付けることが大切です。
バッテリーを交換するのに必要な工具も少なく、手軽に手に入るのでこれを機に自分でハイエースのバッテリーを交換してみてはいかがでしょうか。